大阪府立大学

大阪府立大学の教員1名が「若手科学賞」を受賞―令和2年度 科学技術分野の文部科学大臣表彰―

更新日:2020年4月10日

2020年4月7日に文部科学省から発表のあった令和2年度「文部科学大臣表彰」において、大阪府立大学大学院 工学研究科 作田 敦(さくだ あつし)准教授が「若手科学者賞」を受賞しました。

この文部科学大臣表彰(科学技術分野)は、科学技術に関する研究開発、理解増進等において顕著な成果を収めた者について、その功績を讃えることにより、科学技術に携わる者の意欲の向上を図り、科学技術水準の向上に寄与することを目的としたものです。

受賞者のコメント

大阪府立大学大学院 工学研究科 物質・化学系専攻 応用化学分野 准教授 作田 敦

作田 准教授の写真この度は名誉ある文部科学大臣表彰の受賞が決まり大変光栄に思っております。この受賞は、全固体電池やリチウム-硫黄(いおう)電池などの次世代電池の実現を目標に、硫黄の特徴を活かした新物質創製や固体粒子同士の接合に関する研究成果を評価いただいたものになります。

研究を行うに当たりご助言いただいた現職および前職の諸先生方、共同研究者の皆様、研究室の学生・研究員の皆様に厚く御礼申し上げます。また、常に厚いご支援をいただいております研究支援業務の皆様にもいつも感謝しております。

今回の受賞を励みに、一層研究および教育に精進していきたいと思います。今後ともご指導ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

受賞対象となった研究業績概要

〈業績名〉金属硫化物の構造制御を基軸とした次世代電池材料の研究

安全・長寿命な電池として期待される全固体電池では、全ての部材が固体であるため、固体と固体をいかに良好に接触させるかが最重要課題である。また、リチウムイオン電池を超える高エネルギー密度な新原理電池を構想するためには新概念の高容量電極材料が必要である。

作田 准教授は、全固体電池材料の機械的特性に着目した研究の中で「常温加圧焼結」を見出し、高温での焼結を必要としない全固体電池の作製手法確立の礎を築いた。さらに、原子配置に着目した電極材料開発を行い、金属多硫化物の高容量電極活物質を多数創出した。本研究成果は、「全固体電池の実用化」や「新原理電池(リチウム-多硫化物電池)の構築」など、リチウムイオン電池を超える高性能な次世代電池の実現に貢献するものと期待される。

受賞者経歴等(121KB)

受賞セレモニー〈6月19日追記〉

賞状および記念品が本学に届き、6月16日に辰巳砂 昌弘 学長より作田准教授へ、手渡されました。

関連情報

お問い合わせ

大阪府立大学大学院 工学研究科

准教授 作田 敦

Tel 072-254-9333 Eメール saku[at]chem.osakafu-u.ac.jp[at]の部分を@と変えてください。