大阪府立大学

いま最も注目されているアカデミア創薬の最新動向を紹介 大阪府立大学「創薬シンポジウム」―意外にあるねん!府大創薬!―のご案内

更新日:2020年1月9日

大阪府立大学は、アカデミアの創薬研究が期待されている中、本学の創薬研究を多くの方に共有することを目的とした「創薬シンポジウム」を2020年2月10日(月)にTKP東京駅日本橋カンファレンスセンター別館にて開催します。

現在、本学では生命・工学・理学・獣医などの異分野融合の強みと各分野が得意とする多様な創薬モダリティを利用し、中分子医薬やDDS(ドラッグデリバリーシステム)・薬物動態・疾患モデル動物などの開発研究が行われていることに加え、2022年4月に大阪市立大学と統合し設立する新大学の戦略領域の一つとして「バイオエンジニアリング」が掲げられるなど、バイオ・創薬研究に力を入れております。

本シンポジウムでは関連公的機関の方々を講演者に招き、当該分野における産学連携促進の機会として開催いたします。また、同会場にて大阪府立大学研究者によるプレゼンテーションおよびポスター展示を行い、大阪府立大学が有する創薬・バイオ系の研究シーズを分かりやすく紹介します。

開催概要

日付 2020年2月10日(月)13時~18時(受付開始12時)
会場 TKP東京駅日本橋カンファレンスセンター別館 ホール5A(東京都中央区八重洲1丁目2番16号) 
内容

1. 講演

  • 経済産業省 産業技術環境局 大学連携推進室 室長 川上 悟史 氏
  • 国立研究開発法人 産業技術総合研究所 関西センター バイオメディカル研究部門 大石 勲 氏

2. 6人の大阪府立大学 研究者による研究ラインナップ紹介

  • テーマ1
    「膜透過性ペプチドを基盤とした標的細胞サイトゾルへの薬物送達」理学系研究科 准教授 中瀬 生彦〈ペプチド科学、エクソソーム研究〉
  • テーマ2
    「pH応答性高分子を基盤とした免疫療法の開発」工学研究科 准教授 弓場 英司〈高分子マテリアル〉
  • テーマ3
    「分子標的HLHペプチドを基盤とした新しい創薬モダリティー」理学系研究科 教授 藤井 郁雄〈タンパク質科学〉
  • テーマ4
    「IL-19による肝線維化制御の可能性について」生命環境科学研究科 准教授 東 泰孝〈免疫学、疾患動物モデル〉
  • テーマ5
    「Cube-in-a-Chip:MPSとオルガノイドを繋ぐ新規in vitroモデルの開発」理学系研究科 客員研究員/理化学研究所白眉研究チームリーダー 萩原 将也〈生体チップ、器官培養〉
  • テーマ6
    「光誘導加速システムLAC-SYSが拓く次世代創薬」理学系研究科 准教授 飯田 琢也〈量子物理学、検出技術〉

(注意)〈 〉内はそれぞれの研究テーマ

3. ポスター展示(10テーマ)

対象 どなたでも
参加費 シンポジウム 無料、意見交換会 2,000円、(注意)要予約
事前申込 関連情報の 詳細よりお申し込みください。〈2月7日(金)締切り〉
主催 大阪府立大学
後援 大阪府、日本製薬工業協会、一般社団法人日本臨床検査薬協会、一般社団法人日本医療機器産業連合会、一般財団法人バイオインダストリー協会

「大阪府立大学の創薬」に関するデータ

ライフサイエンス系企業への就職者数

卒業年 2017年 2018年 2019年
就職者数 79名 100名 96名

外部資金獲得額(ライフサイエンス分野)

年度 2016年 2017年 2018年
外部資金獲得額 5億7700万円 6億2200万円 4億3300万円

「大阪府立大学の創薬」特色について

生命・工学・理学・獣医など異分野融合による多様な創薬モダリティを利用し、探索から前臨床試験までをカバーする新たな価値創造を目指した独自性の高い創薬科学研究を推進しています。

2019 年4 月1 日には研究活動拠点として創薬科学研究所を設置するとともに、2020 年4 月には、創薬科学副専攻も設置します。

研究例:

【治療基盤】ポスト抗体ペプチド医薬、新規機序の神経変性疾患治療薬、ホウ素中性子捕捉療法、免疫療法

【薬物送達】多機能高分子マテリアル、難水溶性薬剤可溶化キャリア、細胞膜透過ペプチド

【獣医学】多様な疾患動物モデル、イヌiPS細胞 等

関連情報

お問い合わせ

大阪府立大学 研究推進本部 研究推進課(担当 日高)

Tel 072-252-6189 Fax 072-254-6529 Eメール thidaka[at]ao.osakafu-u.ac.jp[at]の部分を@と変えてください。