大阪府立大学と和歌山大学は、2017年に締結した包括連携協定に基づき、両大学が、サテライトを有する地域の住民に幅広い分野の学びを提供することを目的として、それぞれの大学が主催する地域向け公開講座に、両大学の研究者が入れ替わって登壇します。

両大学はこれまでにも、南大阪地域大学コンソーシアム、大阪府立大学工学研究科と和歌山大学システム工学研究科による「工学研究シーズ合同発表会」、文部科学省の「地（知）の拠点大学による地方創生推進事業（COC＋）」等において連携実績がありますが、包括連携協定のもと、今般の取組によりさらに生涯学習分野における連携を深めていく狙いです。

“百聞は一投にしかず”パラスポーツ・ボッチャ（和歌山大学　わだい浪切サロン）

講師　奥田 邦晴 教授（大阪府立大学 総合リハビリテーション学研究科）

ボッチャは赤・青の2チームに分かれ、ジャックボールと呼ばれる白いボールに、自身のチームカラーのボールを投げたり転がしたり、他のボールに当てたりして、いかに近づけるかを競うターゲットスポーツです。脳性麻痺などの重度四肢麻痺者が参加する障がい者のスポーツで、東京2020パラリンピックの正式競技です。

サロンでは、ボッチャの解説に加え、実際の競技体験を通して楽しんでいただこうと思っています。
いざ、Let’s play Boccia.

令和・万葉集　私の好きな万葉歌と歴史（大阪府立大学 アカデミックカフェ）

講師 菊川 恵三 教授（和歌山大学 教育学部 国語教育）

令和改元でにわかに万葉集が注目されています。この講座では講師の話は少しにし、参加者で「万葉集を楽しみたい」と考えています。

和歌山大学で中高生用の教材として開発した、「手作り万葉かるた」でアイスブレイクしたあと、各自が「私の好きな万葉歌、歴史」をテーマにグループ対話をします。額田王「あかねさす」、人麻呂「東の」、「有間皇子の変」、「平城遷都」など歌や歴史を、ご自身の思い出とともに紹介します。

昨年度の様子

関連リンク

• 和歌山大学と包括連携協定を締結（2017年1月24日 大阪府立大学Webニュース）