大阪府立大学

大学日本一に!フードロス解消をめざす料理バトルで大阪府立大学チームが全国優勝!

更新日:2019年7月17日

大阪府立大学 地域保健学域 総合リハビリテーション学類 栄養療法学専攻3年生の学生チームが、「家庭から出る食料廃棄を楽しく解消する」をテーマに開催された「クリエイティブ・クッキング・バトル・ユース」(主催 CCB実行委員会)で優勝し、日本一に輝きました。

2019年7月6日、クックパッド本社(東京都港区)にて開催された決勝戦では、計32大学が参加した関東・関西の地区予選を勝ち進んだ4大学のチームが出場。各チームが持ち寄った家庭の残り食材を争奪して時間内に調理。本学チームは、おいしさやアイデアはもちろんのこと、生ゴミの量(使い切り)で高い評価を得ての優勝となりました。

本学学生チームメンバー

地域保健学域 総合リハビリテーション学類 栄養療法学専攻3年の上田 楓さん、杉村 真由さん、安岡 明希さん、吉永 亜未さん、野尻 寿々さん。(野尻さんは留学のため関西予選のみ出場、吉永さんは決勝戦のみに出場)

【写真提供 CCB実行委員会】

優勝したメニュー

料理の写真〈得られた食材〉

にんにく、トマト、プロセスチーズ、白こんにゃく、ベーコン、牛乳、ポテトチップス、しいたけ、茄子、じゃがいも、さつまいも

〈考案メニュー〉

  • トマトクリーム煮
  • ポテトもちのトマトソース添え
  • なすのポテチソースがけ
  • アヒージョ
  • しいたけプリプリ焼き

工夫したポイント

  • にんにくの皮を揚げてニンニクチップとして使いました。カリカリに揚げることでいいアクセントになりました。
  • 白こんにゃくは和食に使うことが多いですが今回は洋食に使いました。かさましになり、ヘルシーな料理になりました。
  • こんにゃくの切り方を変えたことで食感の違いを楽しんで食べることができました。

参加学生のコメント

上田さんの写真地域保健学域 総合リハビリテーション学類 栄養療法学専攻 3年 上田 楓

手に入れた食材が少なくメニュー考案の時点では3品しか考えていませんでした。しかし調理しながらメニューを考え、最終的には5品作ることができました。授業で献立をたてた経験や、調理実習で効率よく行うことを学んだ経験が活かされました。この大会を通して普段捨ててしまっている部分もうまく使えば食べることができるとわかったので、家庭で実践するほか友人にも伝えていき、フードロスをなくしていきたいです。

教員のコメント

地域保健学域長、総合リハビリテーション学研究科長 奥田 邦晴

栄養療法学専攻は定員数が30名と少人数で、学生たちは1年次の時から共に学び、非常に強い絆とチームワークで結ばれています。また、もともと基礎学力が高い、そして知的好奇心に富んだ学生たちですので、総合大学の良さを活かして分野の違う学生とも交流し、非常に柔軟でクリエイティブな発想を擁しています。これからの予測困難な社会に対応するためにはこれらに加え、異分野を理解・融合できる力が必要で、大阪府立大学はそれらを養う教育をめざしています。

優勝されました彼女達のチームワークとクリエイティビティー、そして、栄養療法学専攻での、食と栄養に関する日々の講義、実験・実習を通じて培った知識とその技能を遺憾なく発揮され、今回の快挙を成し遂げてくれたことを非常に嬉しく思います。

本学の実学重視のカリキュラムで学んだ学生達が、広い視野を持った未来の管理栄養士として、フードロスをなくし、グローバルな視点に立って、世界の人々の健康をサポートすることを期待しています。

クリエイティブ・クッキング・バトルとは

“ありモノからおいしい料理を作ることは生活の中で最もクリエイティブな行為である”をコンセプトに、残り食材を工夫して自由に料理する能力に焦点を当てたエンターテイメント型フードロス解消バトルイベント。ユース大会では大学生を出場対象としており、全国大会は今回が初開催。

各家庭で残っている食材を持参することを参加条件としており、集まった廃棄食材をコンテスト冒頭に争奪戦で手に入れ、それら入手できた食材を活かしていかにフードロスの少ない創造性あふれるメニューを即興で調理できるかを競います。料理は、(1)おいしさ【味】(2)料理の見た目【美しさ】(3)工夫のアイデア【創造性】(4)生ゴミの量【使い切り】の4項目で審査されます。

大会概要

  • 大会名
    クリエイティブ・クッキング・バトル・ユース 決勝戦
  • 開催日
    2019年7月6日(土)
  • 開催地
    クックパッド本社(東京都港区)
  • 参加者
    4校(大阪府立大学、東京大学、筑波大学、相模女子大学)
  • 主催
    クリエイティブ・クッキング・バトル実行委員会

SDGs達成への貢献

sdgs2番

大阪府立大学は研究・教育活動を通じてSDGs17(持続可能な開発目標)の達成に貢献をしています。

本研究はSDGs17のうち、「2:飢餓をゼロに」に貢献しています。

関連リンク

お問い合わせ

大阪府立大学 羽曳野キャンパス 事務所 学生グループ(担当 野中)

Tel 072-950-2119