大阪府立大学

大阪府立大学と杏林大学の連携協定を締結―2020東京パラリンピック正式種目“ボッチャ”の普及と選手育成を推進―

更新日:2017年6月23日

大阪府立大学と杏林大学は、2020東京パラリンピック競技大会の正式種目である“ボッチャ”の普及と選手育成を目的とする連携協定を締結します。

1. 協定の趣旨

大阪府立大学と杏林大学は、相互交流によりボッチャの普及・振興に貢献し、国や自治体との連携等の取組を推進し、重度障がい者の社会参加促進や2020年の東京パラリンピックで活躍する選手の育成を目的に連携協定を締結する。

2. 協定の内容

大阪府立大学と杏林大学は協定締結により主に以下(1)~(3)の連携項目に取り組む。

(1)ボッチャの普及、ボッチャ選手の発掘・育成

  • 地域のボッチャの普及、選手発掘・育成活動の推進、強化プログラム(ボチトレ)の実施
  • 東日本地域の強化拠点整備
    (西日本地域でこれまで大阪府立大学が定期的に実施してきたボチトレを東日本地域で実施するもの。その主たる指導者として杏林大学の教員及び卒業生(理学療法士)、補助として学生が担当。今後は両拠点で重度脳性麻痺者のトレーニングに関する科学的エビデンスを構築しながら共同研究を行う)

(2)共同研究

  •  ボッチャの普及、ボッチャ選手の発掘・育成事業に係る社会学的研究
  •  効果的なトレーニング方法に関するエビデンス構築を目的とした研究

(3)その他の連携事項

  • 「日本ボッチャ協会公認上級審判員」の育成、大会参加(杏林大学の学生を中心に大阪府立大学も活動を展開)
  •  ボッチャを通じた地域住民へのスポーツ活動支援(両拠点が連携をとりながら実施)
  •  学生のボッチャ甲子園等の大会運営への参画推進(自治体・支援学校等との連携)など

3. 協定締結日・協定期間

  • 協定締結日は、本日(平成29年(2017年)6月23日)
  • 協定期間は、平成33年(2021年)3月31日までとするが、東京パラリンピック後も両大学で新たな目標を定めて連携していく予定

4. 今後の取り組み

2020東京パラリンピック競技大会の正式種目である”ボッチャ”

  • これまでは大阪府立大学「地域保健学域」と杏林大学「保健学部」の連携が中心。今後は杏林大学「医学部」・「外国語学部」や大阪府立大学の「工学域」・「看護学類」を含めた全学的な取り組みとする
  • 連携協定に基づき両大学の「教育研究活動」や「学生交流」を活性化させて、ボッチャの普及、障がい者支援、パラリンピックに向けてのボランティア活動などをより一層、支援・強化する
  • 両大学は、ボッチャの普及・推進に向けて「一般社団法人日本ボッチャ協会」とも連携する

SDGs達成への貢献

大阪府立大学は研究・教育活動を通じてSDGs17(持続可能な開発目標)の達成に貢献をしています。

本研究はSDGs17のうち、「3:すべての人に健康と福祉を」、「4:質の高い教育をみんなに」に貢献しています。

お問い合わせ

公立大学法人大阪府立大学 総合リハビリテーション学研究科

教授 奥田 邦晴

Tel 072-254-9103 Fax 072-254-9129 Eメール koho_prmagazine[at]ml.osakafu-u.ac.jp[at]の部分を@と変えてください。