大学院工学研究科
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16応用化学分野では、物質を構成する分子だけでなく、その中の原子とそれらを結びつけ、化学反応をつかさどる電子の動きまでさかのぼり、新しい物質を創製するのに必要な学問を学びます。人類は、天然資源を有効に利用するとともに、新しい物質を創造することで今日の豊かな生活を築いてきました。このような発展を支えてきたのは優れた科学と技術であり、なかでも物質の構造、性質、反応を原子・分子レベルで理解し利用しようとする学問、すなわち化学が重要な役割を果たしています。本分野には、分析化学、無機化学、物理化学、有機化学、高分子化学、電気化学、バイオ化学、環境化学など広範な化学分野について、講義のみならず、演習や実験を取り入れた多彩なカリキュラムが用意されており、基礎から高度な先端の化学までを総合的に学ぶことができます。また応用化学分野では、次世代の蓄電池や太陽光で環境浄化する光触媒、エネルギー変換材料や医用診断デバイス、優れた機能をもつ高分子やバイオマテリアルの開発など、最先端の研究を行っている教員が在籍しています。学生は自身のオリジナルな研究を通じて、“物質を合成し、その性質を知る”喜びを体験し、研究者あるいは技術者としての一歩を踏み出すことになります。Do Your Chemistry!Do Your Chemistry!   フレッシュな感性と新しい価値観で   君たちの化学を創造しよう!▲先端物質の根幹にあたる分子を日々合成しています▲クリーンベンチを用いたバイオ実験の様子▲レーザ-照射による化学反応の解析▲顕微ラマン分光による電池材料の実験風景より詳しい情報はWebサイトをご覧下さい。http://www.chem.osakafu-u.ac.jp

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