大学広報誌OPU Vol.02「紡」
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Message先輩からのメッセージ水野 史教さん2006年3月 工学研究科 物質系専攻 機能物質科学分野 博士後期課程修了トヨタ自動車(株)私の人生にとって重要な出会いが大学時代に3つありました。1つ目は、私を博士課程に導いてくださった辰巳砂研究室、恩師との出会い。2つ目は、後輩には負けたくないと自分磨きのきっかけを与えてくれた研究室のメンバーとの出会い。3つ目は、アリゾナ州立大学留学中に知り合い、斬新な考えを吸収させてくれた異分野の研究者たちとの出会い。こうした多くの出会いを通じて、切磋琢磨しながら自分を高めることができました。私は9年間を過ごしましたが、大学生活は長いようであっという間に終わります。何もしなくても規定の年数は過ぎてしまいます。「今、何をしたいのか?」をしっかり考えて動く、つまり考動することを意識すれば、価値ある大学生活を送れると思います。大学時代はあっという間に過ぎていきます。だからこそ、考えて動く、つまり考動することを意識しよう!赤坂 祐哉さん2005年3月 経済学部 経済学科卒(株)リクルート大学時代、多くの時間を費やしたのはアイスホッケー部と関西氷上競技連盟の運営です。また、都立戦、市大戦などでは体育会全体の戦績を競うので、連帯感が生まれました。自分自身の就職活動後は、後輩の就職支援にあたりました。出足が遅かったために悔しい思いをしている友人を多く見てきたので、後輩に働きかけることで人間的なつながりもでき、感謝もされてうれしかった記憶があります。こうした活動を通じて、がんばることの尊さを学び、ちょっとしたことで良くなることがいっぱいあることも学びました。入社後は、タウンワーク静岡西部版の立ち上げに参加。現在はその営業と新人の教育を担当しています。大学時代に身につけた「本気になれる力」は、仕事に大いに生きています。部活を通して育んだ連帯感。後輩の就職支援で得た達成感。がんばることの尊さを学びました。東 博暢さん2006年3月 工学研究科 電気・情報系専攻電子物理工学分野 博士前期課程修了(株)日本総合研究所大学時代、研究室の教授の紹介で知った『南大阪地域大学コンソーシアム』でベンチャー企業のインターンシップを経験し、プロジェクトを組んで仕事にあたりました。経済産業省やNPO法人の方を紹介され、一気に世界が開けた気がします。これが私が現在、仕事で国や自治体相手の経営(政策)コンサルタント業務を行うきっかけになりました。縁とは不思議なもので、研究室をはじめ大学時代に知り合った方々と仕事としてのお付き合いが始まったケースもあります。人と人の絆を大学時代に築くコツは、自分の価値を相手に提供できること。それは、「情報」や「気合い」でもいい。しかし、一番分かりやすい価値は、大学生なら「研究」や「勉学」に励むことではないでしょうか。生きたネットワークを構築するには、自分の価値を相手に提供できることが大事です。前田 規久子さん2003年3月 総合科学部 総合言語文化学科卒(株)産経新聞社入学当初は、「キャンパスが広い」というのが率直な印象でした。緑が多く、適度にのんびりとしたキャンパスは、私にはとても合っていたと思います。写真部に所属し、友人がつくったバスケットボールサークルのマネージャーもしました。専門の勉強は言語文化で、入学当初は欧米の言語文化に興味を持っていましたが、学ぶうちに日本語研究がおもしろくなり、最終的に卒業論文は地元・広島県福山市の方言研究をテーマにしました。私がアドバイスしたいのは、興味の方向や進路にしても、自分の可能性をぎりぎりまで狭めないことです。いざ自分が迷ったときのために多くの選択肢を持っていれば、それは大きな強みになります。だから、在学中は勉強、部活、遊び、いろんなことにしっかりチャレンジしてください。多くの選択肢を持っていることは強みになります。だから、大学時代はしっかり勉強、しっかり遊ぼう!09

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