経済学研究科 サテライト教室入学案内2021
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基本理念01大阪府立大学の基本理念「高度研究型大学 ─世界に翔く地域の信頼拠点─」を基に、経済学研究科博士前期課程では、経済学、経営学、法学、および観光学の高度な理論的・実証的な教育研究活動を通じ、グローバルな経済社会に貢献できる実践的・創造的能力を備えた研究者および高度の専門的職業人を育成します。特に、サテライト教室では、これらの教育目的を達成するために、社会での経験を基礎に専門的職業人として諸問題の解決に必要な高度な専門知識を学んでキャリアアップを図る社会人の教育研究の機会を提供します。大学院経済学研究科は、当初から修士課程(現、博士前期課程)および博士課程(現、博士後期課程)を備えた研究科として昭和34(1959)年4月に設立されました。大学院経済学研究科の設立生涯教育等の社会の要請に応えるため、博士前期課程では平成6(1994)年度から、博士後期課程では平成8(1996)年度から、社会人特別選抜制度を設けて、中百舌鳥キャンパスにおいて社会人を受け入れてきました。これによって高度の専門的知識を習得する必要性を実感する社会人に門戸を開放し、大学と社会の交流、大学院の活性化を図ってきました。社会人特別選抜制度の創設※平成29(2017)年度より、サテライト教室における経済学専攻(「公共政策」学習プログラム)の募集を休止しました。サテライト教室では、平成17(2005)年度から経営学専攻に「戦略経営・法務」学習プログラムを創設しました。修了者には修士(経営学)MBAの学位が授与されます。また、観光・地域創造専攻を平成25(2013)年度に創設し、平成30(2018)年度に経営学専攻の一分野に再編しました。再編後の観光・地域創造分野「地域文化プロデュース」学習プログラムの修了者には修士(学術)の学位が授与されます。社会人プログラムの創設サテライト教室での夜間と週末開講の開始博士前期課程の目的大阪府立大学は、明治16(1883)年に開設された大阪獣医学講習所をルーツとする130年以上におよぶ長い歴史をもち、昭和24(1949)年に浪速大学として、産業に関する学術の中心として文化の向上と産業の発展に寄与するという実学指向の大学として発足しました。経済学部は昭和29(1954)年に産業大学としての使命を達成するために創設されました。昭和30(1955)年に大阪府立大学と改称され、学術文化の中心的役割を担う開かれた教育研究機関として、広い分野の総合的な知識を授けるとともに、深く専門の学芸を教育研究し、併せて創造的な知性と豊かな人間性を備え、応用力と実践力に富む有為な人材の育成を図ってきました。平成17(2005)年4月には、大阪女子大学・大阪府立看護大学と再編統合し、公立大学法人化しました。平成31(2019)年4月には、旧公立大学法人大阪府立大学と旧公立大学法人大阪市立大学の新設合併により、大阪府立大学、大阪市立大学及び大阪府立大学工業高等専門学校を運営する公立大学法人大阪が設立され、新たなスタートを切りました。歴史と伝統しかし、中百舌鳥キャンパスでの大学院で、仕事をもつ社会人が学ぶには勤務等との関係で限界があるため、大阪難波にあるオフィスビル内にサテライト教室を設置し、平日夜間と土曜日の開講を平成13(2001)年4月から開始しました。そして、平成14(2002)年10月になんばパークスにサテライト教室を移転しました。また、平成25(2013)年度には、本学の共同利用施設として開設されたI-siteなんばに新たなサテライト教室を増設しました。また、平成29(2017)年度には、サテライト教室をI-siteなんばに統合しました。これらの改革によって、会社員、公務員、経営者、医療関係者、教育関係者、国家資格を有する専門家など多様な職業の社会人が働きながら学び、2年間の標準修業年限で修士の学位を取得できる環境がさらに充実しました。これまでに18期合計530名が修了してキャリアアップを果たし、令和2(2020)年4月現在は、1年生19名、2年生29名がサテライト教室で学んでいます。2OSAKA PREFECTURE UNIVERSITY Graduate School Guide 2021

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