経済学研究科 サテライト教室入学案内2021
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経済学研究科長水鳥 能伸令和元年、大阪府立大学大学院経済学研究科は創設60周年を迎えました。この間、社会人特別選抜制度を導入し、また、他大学に先駆け、ミナミの中心である難波にサテライト教室を設けるなど、私たちの研究科は、常に社会人教育へ強い眼差しを向け続けてきました。働きながら学べるように、講義は平日の夜と土曜日に開講し、2年以上の修了年限を選択できる長期履修制度も取り入れています。自宅学習の支援システムも整っています。今も様々なキャリアを持つ多くの社会人の方が、経営学修士号(MBA)や学術修士号を目指して、研鑽に励まれています。なかには後期課程に進学し、博士号の取得を目指される方もいます。大阪府立大学のサテライト教室(I-siteなんば)には、社会人の皆さんのニーズに応えるのに適した十分な教育研究環境が用意されています。禅に「啐啄(そつたく)」という言葉があります。元は、雛鳥が中から殻を突くのと、それを聴いた親鳥が外から突くのが一致したところで殻が壊れ、雛が孵る有様を表現したものですが、転じて、師弟が阿吽の呼吸で共鳴しあう有様を言うようになりました。I-siteなんばは、本研究科の教育のコアである少人数教育を介して、教師と学生だけでなく、学生どうしもまた共鳴し合う場です。進学された皆さんは、凜として、それでいて熱気に満ちた空間でこの啐啄を直に体感できるはずです。研究・教育の場だけにとどまりません。ここで共鳴しあった者は、年齢、性別、職種職歴あるいは地位位階を超えた真の同胞(はらから)として、在学中だけでなく修了後も、強いネットワークを形成し交流を深めています。「働き方改革」でワークライフバランスが重視される令和の新時代、学びなおしとキャリアアップをお考えの社会人の皆さん、私たちのサテライト教室で新しいドアを開いてみませんか?ここには共鳴しあえる“場”があります1

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