経済学研究科 サテライト教室入学案内2021
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サテライト教室の授業では、租税法をはじめ、財務会計、管理会計、国際法務など、様々な学問分野を基礎から学ぶことができました。授業で与えられた課題に対して、先行研究や判例を調査し、授業で報告を行い、教授や異なる業界の学友達と意見を交わすことで、多くの新たな気づきを得ることが出来ました。国際税務の分野は、国内の法律だけでなく海外の法律・制度なども関連してくるため、幅広い分野から学ぶ必要がありましたが、サテライト教室でのすべての学びは、自身の研究や仕事に直結して役立つものばかりでした。VOICE(先輩からのメッセージ)グローバル展開企業ならではの国際税務の知識が必要だった研究活動には多くの困難が伴い、社会人と学生の両立を行う中で追い込まれる局面が必ず出てくると思います。しかし、それを覚悟して入学されてくる方を、サテライト教室は徹底的にサポートしてくれますし、同じ覚悟をもって入学してくる学友達と励まし、協力し合うことで必ず乗り越えられます。サテライト教室には、質の高い授業はもとより、異業種の方々との出会いなど、ここでしか得られない貴重な経験が限りなくあります。多くの方に、長いようで短いこの2年間の挑戦に、ぜひ一歩踏み出して頂きたいと思います。自社は、製造拠点をグローバルに展開しており、海外子会社とのグループ会社間取引も増加しています。国境を越えた取引は、所得を別の国に移すこととなり、双方の国の課税当局が同一所得に課税する二重課税のリスクが生じます。私自身は税務知識が乏しかったため、二重課税の問題に対応するためにも国際税務の専門性を身につける必要性を感じていました。このサテライト教室では、体系的に税務知識を学ぶことができ、また国際税務の専門的研究が行えることを知り、大阪府立大学大学院を志願致しました。研究活動には多くの困難が伴うが、徹底的なサポートで、必ず乗り越えられる神農敬太大学卒業後、総合電機メーカーに入社し、決算業務を担当して7年になる。博士前期課程 経営学専攻(法学分野) 2019年3月修了長いようで短い、2年間で得た経験は、限りなく実質的なものだった。税務に限らず、異業種の学友との交流は、仕事に直結するものばかりだった0712OSAKA PREFECTURE UNIVERSITY Graduate School Guide 2021

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