平成30年度版(平成29年度報告)環境報告書
29/56

第2章 環境研究・環境教育 切ってドキドキ!作ってワクワク!森ふれあい広場かつて人々は里山とともに暮らしていましたが、現在ではライフスタイルの変化により人と山の繋がりは希薄化しています。 私たちのグループは、自然と楽しく触れ合うこと、生活と山の関わりに興味を持ってもらうことを活動の目的としました。 平成28年9月17日に大阪府営錦織公園(富田林市)で開催した子ども向けのイベントでは、①人と山の関わりについての紙芝居、②間伐体験、③クラフト作成を行いました。イベントには子ども3名と保護者の方に参加していただきました。 紙芝居で里山の役割と間伐の必要性を伝え、間伐体験を通して参加者に自然と直に触れ合ってもらいました。その後、子ども達は間伐材を用いたクラフト作りをのびのびと楽しんでいました。 イベント後には、有意義な経験ができたという感想を頂き、達成感がありました。 本活動により、参加者が山に親しみを感じてくれたことに加え、私たちも環境に関する見識を深めることができたと考えています。 府大池の生物調査及び整備活動と 環境教育イベントの実施私たちのグループは生物多様性や府大池の現状を地域住民の方に知ってもらうため、平成28年8月19日の夏休みに小学生を対象としたキャンパスウォッチングイベントを企画しました。事前準備として8月12日、17日に生物相調査と用水路に住む生物保全のため、府大池横の排出溝の清掃を行い、生物相調査では37種以上の生物種を確認しました。イベント開催に当たり、地域連携研究推進課と共同で参加者募集のチラシを作成して「堺いきもの情報館」で掲示して広報活動を行う等、各所と連携を取りながら準備を行いました。その結果、イベント当日では子供31人、大人22人と定員を超える応募があり、自然観察会と夏休み自由研究用の図鑑の作成、生き物ビンゴゲームを楽しみ、大盛況に終わりました。 大阪のような都会に住む子供たちに保護者も安心できる形で環境教育の場を設けることは公立大学として地域貢献ができたと考えられ、今後もこのようなイベントを行うことは子供たちにとっても有意義なものであると考えています。 近江 美樹(現代システム科学域環境システム学類) 木寺 由樹(生命環境科学域緑地環境科学類) 清水 俊貴(生命環境科学域緑地環境科学類) 宮城 茜(地域保健学域教育福祉学類) 池本 千惠子(地域保健学域教育福祉学類) (指導教員)後藤 清史非常勤講師 清水 基央(現代システム科学域マネジメント学類) 植田 舞(生命環境科学域緑地環境科学類) 原口 みく(生命環境科学域緑地環境科学類) 伊藤 早希(現代システム科学類環境システム学類) 遠山 由貴(生命環境科学類自然科学類) (指導教員)平井 規央准教授(生命環境科学研究科) 上田 昇平助教(生命環境科学研究科) 27大阪府立大学環境報告書

元のページ 

page 29

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です