平成30年度版(平成29年度報告)環境報告書
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大阪府立大学環境報告書 13 第1章 環境活動 平成25~28年の4年間で確認された種数の割合を図1-2に示しました。調査外のものも含めると、確認された種数はそれぞれ、アゲハチョウ科7種、タテハチョウ科13種、シロチョウ科4種、シジミチョウ科7種、セセリチョウ科3種の計34種でした。 これらの中には、ジャコウアゲハやヒオドシチョウ、ツマキチョウ等のように、堺市レッドリストに記載されているものもいます。そのような種について、表1-1に記載ランク等を示しています。 ここから、環境指数EI(チョウを「都市に適応した種、里山などにいる種、原生林のような環境にいる種」の3つに分け、点数を与え、得点を合計して自然の豊かさを表したもの)を計算すると、値は61となりました(巣瀬 1993を改変、「チョウの調べ方」p.62-63より)。 表1-2より、中百舌鳥キャンパスには人里や農村ほどの自然があることを示しています。 表1-2 環境指数(EI)によるチョウにとっての環境の分類 EI 環 境 具体的な環境 0~9 寡自然 都市中央部 10~39 貧自然 住宅地・公園緑地 40~99 中自然 農村・人里 100~149 多自然 良好な林や草原 150~ 富自然 きわめて良好な林や草原 (巣瀬 1993を改変、「チョウの調べ方」p.64より) 図1-2 科ごとの種数(平成25~28年の4年間) アゲハチョウ科7種タテハチョウ科13種シロチョウ科4種シジミチョウ科7種セセリチョウ科3種表1-1 堺市レッドリストに記載された種 レッドリスト科名和名学名堺市アゲハチョウ科ジャコウアゲハAtrophaneura alcinousCタテハチョウ科ヒオドシチョウNymphalis xanthomelasCコムラサキApatura metisCシロチョウ科ツマキチョウAnthocharis scolymusCセセリチョウ科キマダラセセリPotanthus flavusC種  名

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