平成28年度版(平成27年度報告)環境報告書
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46 OPU University Social Responsibility Report 【獣害の聞き取り調査と堺市への提言】 私たちのグループは堺市鉢ヶ峯の農家の方々に実際の獣害の被害状況や対策について伺うとともに、泉ケ丘駅周辺の方々に獣害についてどのように思うか等のアンケート調査を行いました。その結果を堺市役所に提供し、今後の獣害対策について提言しました。 聞き取り調査は難しく、メンバー全員が最初は苦労しましたが、聞き取りに慣れてくるにつれて、人と関わることをより楽しみながら調査することができました。 獣害に関する知識や考え方を学ぶだけでなく、聞き取り調査の手法、初対面の人との接し方等、日常では体験できない多くの経験ができ、とても充実した活動演習になりました。 【府大キャンパス内における樹木の観察と木工クラフトを通した生物多様性についての学習】 私たちのグループは中百舌鳥キャンパス内の植物の生態の理解、生物多様性の維持、地域の方々との交流の3つを目的として活動しました。 本活動では、豊かな生物相を持つ中百舌鳥キャンパスを里山的環境として捉え、このような生物相を維持するためには伸び過ぎた樹木に対して適度な間伐等の管理が必要であることを知り、そのような樹木を伐採することで生物多様性の維持・景観の保全を図り、間伐した木材は木工クラフトの材料として有効利用するイベントを企画しました。 平成27年8月27日に開催したイベントでは、14名の子ども達とその保護者の方々の参加がありました。まず中村彰宏准教授(生命環境科学研究科)に中百舌鳥キャンパスの主な樹木について解説して頂き、次にキャンパス内を歩きながら実際に樹木を見て、その植生・多様性についてクイズを織り交ぜて私たちが子ども達に説明しました。そして、あらかじめ間伐しておいた木材を用いて木工クラフトを行いました。 このイベントでは地域の方々に中百舌鳥キャンパス内の植生・多様性について知って頂き、木工クラフトを通じて、自然と触れ合う楽しさも子ども達に体験してもらえたと考えています。 辨野 真理(現代システム科学域環境システム学類)吉田 卓也(現代システム科学域マネジメント学類)中嶋 聖吾(生命環境科学域自然科学類) 高山 珠恵(現代システム科学域環境システム学類)宗野 俊輔(現代システム科学域環境システム学類)田中 麻衣(生命環境科学域自然科学類) (指導教員)後藤 清史非常勤講師 金岡 琴美(現代システム科学域環境システム学類) 田中 友覚(現代システム科学域環境システム学類) 藤井 康太(現代システム科学域環境システム学類) 福山 幸拓(生命環境科学域緑地環境科学類) 森 彩華(生命環境科学域緑地環境科学類) 董 エン(生命環境科学域緑地環境科学類) (指導教員)平井 規央准教授(生命環境科学研究科)

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