平成28年度版(平成27年度報告)環境報告書
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24 OPU University Social Responsibility Report 上水の使用量 生活用水、実験用水として利用される上水の各キャンパスでの使用量の推移及びキャンパス構成員1人当たりの使用量推移は図2-9及び図2-10に示すとおりです。平成27年度は法人全体で約149千㎥の上水を使用し、前年度比6.6%減となりました。1人当たりの上水使用量は前年度比4.5%減でした。 適切な廃水処理と中水利用 中百舌鳥キャンパスは、廃水処理の基本方針として、廃水に関しては表2-1に示すように独自に「A廃水」「B廃水」「C廃水」に区分した三系列の下水道を設けていました。 このうちA廃水については、平成20年度以降、処理施設を廃止したため、現在は無機系廃液(廃液)として厳格な管理を進め、処理を業者に委託しています。B排水についてはモニタリングを行い、排水基準を確 認した上で堺市の公共下水道に放流、また、C廃水についてはそのまま堺市の公共下水道に放流し、適切に処理しています。 表2-1 中百舌鳥キャンパスの廃水の種類と排水量 廃水の名称 廃水の種類 排水量 (㎥/日) 処理の概要 A廃水 有害化学物質を含む研究室廃水 処理施設を廃止 処理業者に委託 B廃水 有害化学物質を含まない研究室廃水 192 モニタリングを行い、堺市下水排除基準に適合していることを確認して放流 C廃水 生活雑排水 汚水 117 そのまま放流 廃水処理を行う一方で、中百舌鳥キャンパスでは中水システムを整備し、B廃水の一部を消費電力の小さい再利用ユニットを用いて処理した後、学内のトイレの洗浄水として再利用しています。中百舌鳥キャンパスでの中水使用量とその割合については図2-11に示すとおりです。 中百舌鳥キャンパスでは、今後とも中水利用を継続していき、全キャンパスで学生環境推進員を通じて水資源の有効活用への取り組みを進めていくこととしています。 担当:河添 修平(E~きゃんぱすの会) 水資源の有効利用 図2-9 上水使用量(法人全体) 020406080100120140160180H.23年度H.24年度H.25年度H.26年度H.27年度使用量(千㎥)中百舌鳥キャンパス羽曳野キャンパスりんくうキャンパス工業高等専門学校I‐siteなんば図2-10 キャンパス別1人当たりの上水使用量の推移 0102030405060708090使用量(㎥/人)H23年度H24年度H25年度H26年度H27年度0510152025020406080100120140H23年度H24年度H25年度H26年度H27年度中水使用割合(%)使用量(千㎥)中水利用量上水使用量中水利用割合

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