平成28年度版(平成27年度報告)環境報告書
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大阪府立大学環境報告書 15 LED(light emitting diode)は、省エネルギー型で長寿命の照明装置として、各キャンパスにおいて導入が進んでいます。しかし、同じ明るさを維持するためには高価格になるとも言われています。 ここでは、総務・施設課施設室の資料を基に、LEDと従来型蛍光灯(Hf)、水銀灯を比較しました。 LEDと従来型蛍光灯 表1-5はLEDと従来型蛍光灯(Hf)を比較したものです。同程度の明るさを確保するための1年間の電気料金はLEDが24%低くなっています。また定格寿命はLEDが3.3倍長くなっています。10年間使用するとして、イニシャルコスト、ランニングコスト、電気料金の合計額は従来型蛍光灯の方が安価になっています。 LEDと水銀灯 表1-6はLEDと水銀灯を比較したものです。1台当たりの1年間の電気料金はLEDが69%低くなっています。また定格寿命はLEDが5倍長くなっています。イニシャルコスト、ランニングコスト、電気料金の合計額はLEDの方が安価になっていますが、LEDの場合、明るさが2割程度落ちると言われています。 LED照明への転換 同程度の明るさを確保するための経済面の試算は以上のとおりですが、蛍光灯については「エネルギーの使用の合理化等に関する法律」(省エネ法)のトップランナー制度により、また、水銀灯については、水銀に関する水俣条約により、それぞれ2020年(平成32年)以降、実質的に製造や輸入が禁止になることになっています。省エネルギーや二酸化炭素減少の効果も勘案し、今後、LED照明への転換が図られていくものと思われます。 担当:塚本 聡美(E~きゃんぱすの会) LED照明へ 表1-5 LEDと従来型蛍光灯(Hf)との比較 表1-6 LEDと水銀灯との比較

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