環境報告書2015年度(要約版)
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環境報告書の作成に当たって 本報告書は、環境理念を受けて、学生有志で構成する「E~きゃんぱすの会(環境報告書作成学生委員会)」が学生主体で平成26年度のUSR(University Social Responsibility)に関する活動の成果を取りまとめたもので、外部評価を得て「大阪府立大学環境報告書(平成27年度版)」として公表します。 ○対象とした範囲 中百舌鳥キャンパス、羽曳野キャンパス、りんくうキャンパス、工業高等専門学校、I-siteなんば ○対象とした活動 法人全体の教育研究活動、学生団体の活動(教員の研究室内の活動の一部、大阪府立大学生活協同組合の活動の一部等、独立した活動についてはデータに含まれていない場合があります。) ○対象年度 平成26年度(平成26年4月~平成27年3月) 大阪府立大学環境理念 1基本理念 大阪府立大学は、「高度研究型大学―世界に翔く地域の信頼拠点―」であることを基本理念としている。本学では、環境施策においてもこの理念を重んじ、大学の社会的責任(USR:University Social Responsibility)を果たすべく、キャンパス内の安全・環境管理を徹底するとともに、環境問題の解決に向けて学際的な研究に積極的に取り組み、持続可能な社会の実現に向けた環境活動を、一層強力に展開する。 このため、教育研究の充実・発展により、社会に新たな環境保全・改善技術を提供するとともに、持続可能な社会を構築するための牽引役となる人材(環境人材)を育成する。また、大学教職員及び学生が連携し、キャンパス内の環境保全・改善と環境創造を進め、安全に配慮し、地域社会における環境保全・改善の知的・実践的拠点となることを目指す。 2基本方針 ―「高度研究型大学」を目指して― 1. 4学域・7研究科の多様な研究分野を融合し、持続可能な社会の構築に向けて、必要な取組方向、再生可能エネルギー及び環境技術等について研究・提案を行う。 2. 環境問題を解決し、持続可能な社会を構築するための牽引役となる人材を育成するため、「環境学」等の環境人材育成教育プログラムを充実させ、大学院生を含む全ての学生が学べる環境を継続、発展させる。 ―コミュニティとしての大阪府立大学― 1. 幅広い立場の学内関係者が垣根を越えて意見交換を行い、安全で豊かな環境のキャンパスの実現を目指す。 2. 事業者として環境に少なからぬ影響を及ぼしていることを自覚し、責任感を持って全学共通の中期的・長期的な環境目標を定め、キャンパスの安全管理と環境負荷の低減に努める。 ―地域社会との連携― 1. 大学の教育研究活動、安全管理、環境改善への実践活動を通して、安全で地域社会に開かれた大学を目指す。 2. 地域の団体・自治体・企業等と積極的に協働体制を築き、環境保全・改善・創造に向けて行動する。 3. 災害等のリスクに対して、大学が地域防災の拠点の一つとなるよう、平時から適切な情報と防災知識の発信を行う。 ―国際社会への貢献― 近年の環境問題の多くが、地球温暖化等グローバルな問題と関わりがあることから、学際的かつ国際的なコミュニケーションを積極的に行い、持続可能な社会の構築を目指す教育研究の拠点となることを目指す。 3行動する上での6つの視点 1.キャンパスの安全管理の徹底 大学の活動に関して排出される各種廃棄物や排水を適切に処理し、高圧ガスや薬品等について責任を持って適切に管理し、キャンパス全体の安全管理を徹底する。 2.省エネルギーと温室効果ガスの削減 大学キャンパス内の省エネルギー行動を強力に推進するとともに、再生可能エネルギーの研究と創出により、エネルギーの効率的な利用を一層促進し、温室効果ガスの削減に積極的に努める。 3.キャンパス・ビオトープ整備と環境学の展開 キャンパス全体をビオトープとして環境整備し、継続的に維持・管理していく仕組みを構築する。さらに環境人材育成教育プログラムを一層充実させ、持続可能な社会を構築するための牽引役となる環境人材を育成する。 4.廃棄物の削減と資源の有効利用 循環型社会の形成に資するため、学内における3R(Reduce、Reuse、Recycle)を徹底し、廃棄物の分別と資源の有効利用を進める。 5.防災の役割と地域連携 災害時への対応として、 リスクに備えた情報公開を行うとともに、地域社会との連携・交流を積極的に進め、ボランティア活動の拠点としての機能を果たす。 6.学生による主体的な行動 学生は学内における諸活動に大きな影響力を持つことから、学生が自ら主体的に行動し、大学内の環境保全・改善・創造、地域との連携に取り組む。

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