環境報告書2014年度
45/60

大阪府立大学環境報告書 43広めよう!府大のE~とこ-オープンキャンパスでの環境ツアー実施報告- 環境人材育成教育プログラム 副専攻「環境学」は、全大学院生を対象とした「国際環境活動プログラム」とともに、学士課程の学生を対象として「自然科学」「社会科学」「人間科学」の3つのアプローチで「環境問題」にせまる意欲的なプログラムで構成されています。 副専攻「環境学」の必修科目の中でも、特に特徴的なものが「環境活動演習」です。この科目では、コミュニティーレベルでの環境保全活動の重要性を理解し、リーダーとして環境活動を実践することのできる人材の育成を目指しています。  この演習では、数人のグループに分かれ、グループごとに環境活動の目的や実践方法について企画し、連携協力機関との調整等を行い、環境活動を実施します。また、実施した環境活動の成果をグループごとに、大学院と合同で開催される発表会で報告します。学んだものを形に 私たちのグループは「環境活動演習」において、後述するツアーを企画運営し、それを環境報告書の記事にしました。この「環境活動演習」は、各々の専門性を活かしつつ多角的な視点で環境にアプローチを行う人材を育成することが目的の副専攻「環境学」の集大成に当たるものです。これまで環境に関する様々な学びを受けInputした知識を実践するOutputの場でもあります。 大阪府立大学は、法人全体として環境問題に組織的に取り組むとともに、環境問題の解決に向けて独自の研究や社会の仕組みを作ろうと試みていますが、残念ながらこのような取り組みについて、学外の方のみならず大阪府立大学の学生にも知る機会の少ないのが実状です。 そこで私たちのグループでは「身近な状況を知り、学び、そのことを周囲に伝える」を目的に、中百舌鳥キャンパスで環境対策に資する施設や、それを支える技術・活動をツアー形式で紹介し、楽しみながら環境について学べる機会にしたいと考えました。ツアー完成までの道のり…! ツアーを企画するに当たり、「府大E(え)~とこツアー」のイベントを通して、より多くの人に改めて環境について考えてもらうとともに、大阪府立大学の魅力を感じてもらい、より一層大学自体に愛着を持ってもらうことも目標としました。 4月にグループ員各自で企画書案を持ち寄り、話し合った結果、学外から大阪府立大学に興味を持つ高校生や保護者が集まるオープンキャンパスでツアーを実施することとしました。まず各自の企画書案を検討し 

元のページ 

page 45

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です