環境報告書2014年度
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42 OPU University Social Responsibility Report 他大学の環境団体からの発表では大阪府立大学にはない各団体の特色ある活動内容が披露されました。 環境サークルGECSからは、各班の活動及び大学と連携した環境対策や今後の目標について、PEP UPからは活動の中で重きを置いているドライマンゴーのフェアトレードについての内容と成果の発表がありました。また、DEPは学内での省エネ活動を始めとした個別プロジェクトの中で担っている、大学と学生との橋渡しの役割を、FeeLinkは活動の中のひとつである緑化プロジェクトを紹介しました。 いずれの環境団体もそれぞれの活動に様々な思いと目標を持って携わっており、発表内容や発表者の様子からその強い意思をうかがうことができました。特に普段あまり関わることのなかった他大学の環境団体の発表を聞くことは刺激になり、新たな発想や考え方を発見し、現在の自分たちの活動を見直す、良いきっかけとなりました。総合討論 総合討論では、事例発表を踏まえた上で互いの大学の現状や今後の大学のあるべき姿について話し合いました。 具体的には、各大学で行われている環境活動についてだけでなく、環境への考え方や想いについても、登壇者はもちろんフロアの学生や教職員、一般の方々から様々な意見を聞くことができ、充実した討論の場となりました。特に三好准教授は、学生活動の大切さと環境活動の継続の難しさについて触れ、府大環境デーのような環境活動について意見交換のできる企画の重要性について話しました。討論の最後には、各大学で今後具体的にどのような取り組みを行うのか、大学間でどのように交流を深めていくかについても、会場全体で検討しました。 その後の交流会も、所属を問わず多くの参加者がお互いの意見を交換しつつ、身近な環境問題や学生の活動について考えられるイベントとなりました。今回の府大環境デーで得られた経験と考え方、価値観を大切にし、自分たちの活動に活かすとともに、これからも他団体との交流を深めつつ自身の活動について見直していきたいと考えています。  担当:飯田桃子大学の取り組み 平成25年度は、本学の環境団体のみならず、他大学の学生環境団体の協力も得て、「府大環境デー・シンポジウム」を開催することができました。これをきっかけに平成26年度以降も、より多くの大学に活動の輪が広がっていくことを期待しています。 大学としては、UNEPとの連携も視野に、諸外国の大学に呼びかけ、世界環境デーの活動に協力することを検討しています。

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