環境報告書2014年度
43/60

大阪府立大学環境報告書 41府大環境デー・シンポジウム 昭和47年( 1972年) 12月15日に日本とセネガルの共同提案により、国連総会において6月5日が『世界環境デー』として制定されました。日本でも同日が『環境の日』と定められていますが、日本国内での活動は少なく、認知度も低いのが現状です。 その一方で関西圏の大学には環境活動に意欲的な学生や環境団体が多く存在しています。大阪府立大学においても環境部エコロ助、里環境の会OPU、E~きゃんぱすの会などの環境団体があり、この3団体は学生の環境活動への関心が高く、日々精力的に活動しています。法人全体でも組織的に環境への取り組みを推進しています。 そこで、平成25年度から、『世界環境デー』の認知度を上げること、またこれを機会に関西圏の大学の環境活動団体の交流を深めることを目標とした活動を展開しようということになり、同年度は大阪府立大学の関係団体の主催により、平成25年6月8日、中百舌鳥キャンパスにおいて「府大環境デー・シンポジウム」を開催しました。 当日は、大阪大学大学院人間科学研究科三好恵真子准教授を講師に迎え、関西圏の大学の環境団体として、大阪府立大学以外に大阪大学環境サークルGECS (ゲックス)、神戸大学PEP UP (ペパップ)、同志社大学DEP (デップ)、近畿大学FeeLink (フィーリンク)の5団体に参加頂きました。テーマは、2013年の世界環境デーのテーマでもある「Think.Eat.Save」とし、参加者は77名でした。 シンポジウムにおいては、大阪府立大学奥野武俊学長から開会挨拶があり、環境部エコロ助副代表の松田有祐さん(工学部海洋システム工学科)が国連環境計画( UNEP )からの返信レターを紹介した後、三好先生の基調講演、各団体の事例発表、本学大学院工学研究科大塚耕司教授及び三好准教授と関西圏の大学の環境団体の学生代表による総合討論を行いました。 大阪府立大学の事例発表としては、環境部エコロ助、里環境の会OPU、E~きゃんぱすの会、同会のグリーン調達WGの4グループそれぞれの代表が発表を行いました。 環境部エコロ助は日々行っている様々な活動の中から環境教育についての事例を発表し、子どもたちの環境への関心向上や認知度の増加を目指すためにどのような活動を行ってきたか、またその成果と今後の目標について発表しました。次に発表を行った里環境の会OPUは主な活動である勉強会、野外活動、キャンパス・ビオトープ 活動について説明を行い、日々模索している環境保全や水質管理につながる定期的な環境調査活動などについて発表しました。またE~きゃんぱすの会は設立当初から現在に至るまでの団体の活動や動きについて説明し、他団体との交流や環境報告書の更なる周知など今後の目標について発表を行いました。最後にE~きゃんぱすの会グリーン調達WGは、平成25年度に試行的に取り組んでいるグリーン調達について大阪府立大学独自の方針の内容や作成までの背景・経緯や今後の目標について発表しました。

元のページ 

page 43

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です