環境報告書2014年度
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 E (え)~きゃんぱすの会(環境報告書作成学生委員会)が作成する「大阪府立大学環境報告書」の3冊目を発行することになりました。学生主体で記事を作成・編集するという全国的にもユニークな取り組みを開始して、4年目を迎えましたが、工業高等専門学校を含む公立大学法人大阪府立大学の中ではいつの間にかそれが当たり前のように定着しました。 平成18年12月、本学21世紀科学研究機構に、資源循環工学研究所(所長・小西康裕工学研究科教授)、平成20年4月にエコ・サイエンス研究所(所長・大塚耕司工学研究科教授)を設立して、学内の環境問題に対する取り組み体制を整備しました。特にエコ・サイエンス研究所においては、環境に関するカリキュラム編成と、事業主体として法人の環境問題に対する取組強化を推進することとしました。 カリキュラム編成については、環境省の競争的資金を受けて、学部・学域、大学院の一貫教育としての環境人材育成教育プログラムを構築し、平成22年度から講義を開始しました。学部・学域は副専攻「環境学」、大学院は「国際環境活動プログラム」として、これまで順調に推移しています。また、このカリキュラム編成時の検討内容は、現代システム科学域環境システム学類設置の際に大いに参考になりました。 学内の環境問題に関する取り組みとしては、平成23年度にE~きゃんぱすの会を発足させるとともに、法人全体の環境マネジメントの推進組織として、それまでにあった環境に関する組織を統合して、平成24年度に理事長をトップとする「キャンパス環境対策推進会議」を発足させるなど、組織も整備してきました。 さて、NPO法人エコ・リーグ(全国青年環境連盟)が主宰する「第5回エコ大学ランキング」(平成25年度)において、大阪府立大学は全国127大学中5位(公立大学1位)にランク付けがされました。第3回(平成23年度)の166大学中71位、第4回(平成24年度)の147大学中39位に比べると大躍進にキャンパス環境対策の推進に向けて

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