環境報告書2014年度
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         循環型社会の形成に向けて 廃棄物などに関する取り組み3.22 OPU University Social Responsibility Report可燃ごみ及び資源ごみ 法人全体として、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」等の関連法令に基づき、徹底した分別収集を行い、適切に廃棄物を処理するとともに、循環型社会を目指し、廃棄物の3R (リデュース:発生抑制、リユース:再使用、リサイクル:再生利用)の推進に積極的に取り組んでいます。この章では、可燃ごみ及び資源ごみ、有害化学物質等、実験系廃棄物等、節水と中水利用、オフィス古紙による紙袋製作、中百舌鳥キャンパスの自転車放置問題と対策案、建設廃材の処分、生協食堂における生ごみからバイオガスの生成、環境部エコロ助による学園祭でのリユース食器取り組み、グリーン調達について示します。 各キャンパスでは、紙類、空き缶・空きビン、ペットボトルが分別・回収され、業者によって再資源化されることにより、廃棄物の削減につながっています。資源の有効利用の観点から、紙類については学内使用量の減量化、また、日常発生する廃棄物については、徹底した分別収集を推進する必要があります。再生可能資源(紙ごみ) 中百舌鳥キャンパス、羽曳野キャンパス、りんくうキャンパスでは、在学生が授業時以外自由にパソコンを使える「オープンスペース」があります。年間200枚の制限の下、学域生・学部生を中心に資料印刷ができるようになっています。資源の有効利用の観点から「リデュース」が課題となっています。3キャンパスでは学生団体『環境部エコロ助』が紙使用量の削減をいろいろな講義の中で呼びかけています。また教職員も裏紙利用や両面印刷等により紙使用量の削減に取り組んでいます。 各キャンパスにおける紙の購入量の推移は図3-1に示すとおりで、平成23年度以降は、年々、購入量が減少しています。各キャンパスにおける1人当たりの紙購入量の推移を図3-2に示します。1人当たりの購入量では羽曳野キャンパスが各年とも最も多くなっており、中百舌鳥、りんくう、羽曳野の各キャンパスでは平成25年度は前年度より減少しました。 また、各研究室や事務室等において、通常の業務、活動により発生する古紙や段ボールは月1回の“紙類のリサイクル収集日”にまとめて回収され、古紙原料として再資源化に回されています。 今後、資源の有効利用の観点から、教職員・学生挙げて、一層の紙の使用量の削減を目指すこととし、特に学生は身近な学内のパソコンスペースや研究室等において、コピー機での両面・集約印刷の徹底など、学生生活の中に自然と溶け込んだ環境マネジメント活動への参画を促すことが必要です。また、このための啓発も重要と考えられます。

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