環境報告書2014年度
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                                                 8 OPU University Social Responsibility Reportエネルギー消費の現状は? 法人全体として、低炭素社会構築に向けて省エネルギーの取り組みを続けています。講義室から実験装置まで、幅広く電気使用量を減らす対策を行っています。この章では、エネルギー消費の現状、太陽光パネルによる発電の現状、各種の省エネルギーの取り組み、高専の電気自動車の取り組み、効率的な太陽電池の開発研究について示します。エネルギー消費の現状 平成25年度の法人全体の電気使用量の月変化は図1-1に示すとおり、教室や教職員の執務室で空調を多く使う夏季に増えています。特に7、8月は約300万kWhもの電気を使用しています。 過去5年間の年間電気使用量を図1-2に示します。平成25年度は中百舌鳥キャンパス学舎の整備・移転により空調用エネルギーが電気からガスに転換しているにも関わらず、前年度より1.01%増加しました。表1-1は平成24年と平成25年の堺市の気温を比較したもので、平成25年は前年より平均気温が0.6℃高く、最高気温が30℃を超える日数が12日、35℃を超える日が3日多く、またそれに伴い空調の設定温度を低くしていた教室等があったことにより、電気使用量が増加したものと考えられます。低炭素社会構築への取り組み1. 過去5年間のガス使用量の年変化は図1-3に示すとおりで、平成25年度では前年度に比べ19.5%と大幅に増えています。これについては前述の中百舌鳥キャンパス学舎の整備・移転により空調用エネルギーが電気からガスに転換されたことが主な原因と考えられます。今後はこれらの状況を踏まえて、削減目標を設定すべきであると考えられます。 法人全体の電気やガス等のエネルギー使用量の原油換算値及びCO2排出量は表1-2に示すとおりで、両者とも前年度に比べて増加しています。これは電気、ガスの使用量増加による影響です。

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