平成25年度版 環境報告書(要約版) 
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地域社会との連携の推進蘰 防災対策と震災復興対策のこれまでとこれから 蘰 大阪府立大学における食料備蓄は現在13,450食で、おおよそ3日分の備蓄になります(1人1日3食、学内に3,000人いると想定した場合)。緊急時の連絡体制としては、停電した際のことも考えて、無線機とそのバッテリーを用意しています。廊下にスピーカーを設置し、放送テストを繰り返した後に平成25年度の導入を目指しています。 学生サポートグループでは、平成24年9月に、復興支援のボランティアバスを出しました。平成23年度にもバスを出し、継続的な支援の必要性と、多くの学生の声・関心を感じ取ったため、平成24年度もバスを出すことを決定しました。蘰 堺で行う被災地支援「チームおせっかい堺」 蘰 「チームおせっかい堺」は、東日本大震災の被災地から堺市に避難している家族の子どもたちへの学習サポートを通じた交流活動を行うボランティア団体です。被災地から堺市に避難してきた家族の子どもたちを対象にした学習サポートを行っています。毎週日曜日の10~12時に、宿題を手伝ったり、学校の授業でわからなかったところを教えたり、一緒に遊んだりしています。平成24年8月の催しでは、学習サポートだけでなく、馬術部の協力で馬を見学したり、吹奏楽部の協力で楽器体験したりと、これまでと違った活動を通して、いつも以上に交流することができました。蘰 全学一斉防災避難訓練について 蘰 平成24年11月6日(11時45分~12時10分)に、中百舌鳥キャンパス、羽曳野キャンパス、りんくうキャンパス及び大阪府立大学工業高等専門学校(情報伝達訓練のみ)において、全学一斉防災避難訓練を実施しました。震度6強以上の地震が発生したという想定で、学生・教職員・関係者が協力して一斉避難し、同時に自衛消防隊による避難誘導訓練を行いました。蘰 「花(さくら)まつり」から見る地域防災のかたち 蘰 3月末から4月初旬、中百舌鳥キャンパスにある池(以下、「府大池」)の周りは、絶好の「お花見スポット」として盛り上がります。そのスポットの魅力を活用した「花まつり」は、地域の方々との繋がりをより一層深める役割を果たしている一大イベントです。花まつりは、遠くの地で起こった災害を自分たちの生活に繋げて考える(食品の安全や自分たちの身を守る防災について知る、考える)機会の一つでもあり、今後も引き続き開催することとしています。蘰 社会人も受講できる「環境学」 蘰 環境に関する学びの機会として、堺エコロジー大学という堺市が推進する環境教育・環境学習事業があります。この堺エコロジー大学と本学との連携事業の一つである副専攻「環境学」では、一般社会人の方々を“学生”として受け入れています。はしご車による救出訓練E~きゃんぱすの会のメンバー(中百舌鳥キャンパスモニュメント前にて)学生と一緒に受講花まつり時の府大池の周りの様子第5章

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