平成25年度版 環境報告書(要約版) 
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エコ・キャンパスを目指して蘰 生態系の中の府大池 蘰 府大池とは、中百舌鳥キャンパスの北西部に位置する大きな池のことです。正確には園池(そうのいけ)という名前が付いています。フナ類、モツゴ、メダカ、コイなどの魚類や、多くの種類のトンボが生息しており、キャンパス・ビオトープの中核を担っています。しかし、水質など生物の生息環境の悪化が生態系に与える影響の懸念は続いており、詳細かつ継続的な調査が必要とされています。蘰 知ってみよう、教育研究フィールド 蘰 教育研究フィールドでの基本的な活動は、野菜や果物の栽培・販売と、その植物を利用した学生の実習をサポートすることです。また基本方針として、作物を作るだけではなく、フィールド内に生息・生育している動物や野草なども資源ととらえ、それらを活かした栽培を続けています。 地域と連携して行っている代表的な取り組みとして、酒造りがあり、「なにわの育(はぐくみ)」が製造・販売されています。省エネルギーの取り組み蘰 大学のエネルギー消費の現状は? 蘰 過去5年間の年間電気使用量の推移を図に示します。最も電気使用量が多かった平成22年度を境に、2年連続で減少傾向にあります。気象条件は毎年変化するため、電気使用量もそれに応じて変化し、単純に比較はできませんが、学内での省エネキャンペーンといった教職員及び学生への呼び掛けだけでなく、電気使用量の大きい建物(中百舌鳥キャンパスのB5棟(物質棟)、C10棟(先端科学研究センター)、C21棟(植物工場センターB棟)など)で特に重点的に電気使用量の削減に努めました。 CO2排出量の推移は、表に示すとおり、平成24年度の法人全体の排出量は前年度比4.0%の減少となりました(CO2排出係数は平成20年度による)。蘰 実験装置の省エネルギーの推進 蘰 実験装置の省エネルギーに向けて、平成24年度に文部科学省の「大学等における実験・研究に関する省エネルギー実証事業」を受託して、推進方策を検討しました。検討に当たっては、対象エリアは中百舌鳥・羽曳野・りんくうの3キャンパス、対象実験装置は定格消費電力(持つ機能を最大限に使用した場合の消費電力)が1kW以上とし、実験装置の実態把握、電気使用量の連続的な計測等を実施しました。また、これらの結果を基に、省エネルギー方策を検討し、ガイドラインを作成しました。蘰 各キャンパスの具体的な省エネルギーの取り組み 蘰 各キャンパスでは、表に示すような省エネルギーの取り組みを進めました。電気使用量の推移(法人全体)  CO2排出量の推移各キャンパスにおける具体的な省エネルギー対策の一例第1章第4章

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