環境報告書2013
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30|第4章 エコ・キャンパスを目指して 図2 環境人材育成教育プログラムの概要 環境人材育成教育プログラム 副専攻<1>「環境学」は、平成22年度より学部・大学院の一貫教育として、全大学院生を対象とした「国際環境活動プログラム」とともに、学士課程の学生を対象として開講しました。この副専攻は、「自然科学」「社会科学」「人間科学」の3つのアプローチで「環境問題」にせまる意欲的なプログラムで構 成しています。教育目標として「T字型<2>」等の人材の育成を掲げており、必修科目には「環境・生命・ 倫理」「環境学と社会科学への招待」「自然環境学概論」「環境活動演習」があります。また「環境活動演習」では、自治体、コミュニティ、地元企業、NPO等と連携し、環境活動を実践しています。 堺市が推進する環境教育・環境学習事業である「堺エコロジー大学」とこの副専攻「環境学」は連携しており、詳しくはp.37 社会人も受講できる「環境学」を参照してください。 <1>本学では多様な学問知識を習得し、ものごとを幅広い見地から見つめ、考察することができる人材を養成することを目的に副専攻を設置しています。副専攻は自分の専門分野の学習のほかに、それとは直接関連のない分野の科目を学習することのできる学士課程教育プログラムです。 <2>「T字型」環境人材:「縦軸に工学や経済学等の特定分野の専門分野の専門性を高めると同時に、横軸として環境に係る分野横断的な知見を習得し、鳥瞰図な視点あるいは俯瞰力を持って、自らの専門分野に環境の視点を内在・統合させていくことのできる」人材。(環境人材育成コンソーシアム「大学における教養科目としての「環境力」を有するT字型人材育成プログラムガイドライン」より引用、一部改変) 環境人材育成のための教育プログラム 教育プログラムについて 副専攻「環境学」の必修科目のなかでも、特に特徴的なものが「環境活動演習」です。この科目では、コミュニティーレベルでの環境保全活動の重要性を理解し、リーダーとして環境活動を実践することのできる人材の育成を目標としています。

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