環境報告書2013
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26|第4章 エコ・キャンパスを目指して 第4章 エコ・キャンパスを目指して 中百舌鳥キャンパスは、47haの敷地面積を持ち、水田や果樹園のほか、多様な樹木が植林された緑地帯や調整池、水路などがあり、40種以上のチョウ、約20種のトンボが生息しています。中百舌鳥キャンパスでは、このような特徴を生かし、様々な取り組みが行われています。 中百舌鳥キャンパスの生態系図 モズ チョウトンボ アオスジアゲハ タヌキ ナミアゲハ 教育研究 フィールド グラウンド 教育研究フィールド(農場) 教育研究フィールドは、小規模で綿密な実験を主に実施する実験圃場と生態や栽培など大面積を必要とする実証圃場の大きく2つで構成されています。実証圃場でできた農作物は販売もしています。そのフィールドでの取り組みや今後の課題について西 田哲治技師に伺いま した。本誌p.29で紹 介しています。 キャンパスウォッチング 地域住民の方に府大の自然を紹介する公開講座です。毎年度1回開催し、教員によるセミナーや学内での自然観察会を行っています。これまで、参加者からは「この素晴らしい自然をそのまま残してほしい」「自然に触れあえてよかった」という感想をいただきました。学生も主体的に参加し、当日配布された『府大の生き物図鑑』の作成などに関わっています。 緑あふれるグリーンベルト 白鷺門からまっすぐ伸びるメインストリートの左手に樹林帯が続いています。そこには、多様な樹種があり、年中たくさんの鳥たちが集まってきます。 チョウの調査ルート トンボの調査ルート ※ビオトープ(Biotope):ギリシャ語の「命」を表わすbioと、「場所」を意味するtoposから作られた合成語で、「多様な生物の生息空間」という意味。

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