環境報告書2013
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18|第3章 循環型社会の形成に向けて 本法人の各キャンパスでは、紙類、空き缶・空きビン、ペットボトルを分別・回収しています。資源の有効利用の観点から、紙類については学内使用量の削減、また、日常発生する廃棄物については、徹底した分別収集を推進する必要があります。学生、教職員における意識の向上は言うまでもなく、各キャンパスに足を踏み入れた全ての方へ伝わるような活動が必要となります。 再生可能資源(紙ごみ) 各キャンパスには、在校生が授業時以外に自由にパソコンを使えるスペースが設置されています。中でも中百舌鳥キャンパス、羽曳野キャンパス、りんくうキャンパスでは、在校生が年間200枚の制限の下、資料印刷ができるパソコンスペースである「オープンスペース」が設置されています。ここは学域生・学部生を中心に、資料や課題の印刷により紙使用量が多い場所であり、「リデュース」が課題となっています。本学では学生団体『環境部エコロ助』が紙使用量の削減を積極的に呼びかけており、オープンスペースに設置されたパソコン毎に両面集約印刷の方法を記載した「両面・集約印刷のススメ」を設置しています。また教職員も裏紙利用や両面印刷等により紙使用量の削減に取り組んでいます。 学内で使用されている紙の購入量を図1に示します。平成24年度は前年度より紙の使用量が減少しました。また、各研究室や大学活動で大量に出る古紙や段ボールは月1回の“紙類のリサイクル収集日”にまとめて回収され、古紙原料として再資源化されています。 図1 紙の購入量の推移※(法人全体) 今後、学生には身近なパソコンスペースや研究室での紙使用量の削減に向けて、コピー機での両面・集約印刷の周知などの啓発活動範囲を広げ、学生生活に自然と溶け込んだ環境マネジメント活動への参画を促します。また教職員はN-up(集約印刷)や資料の電子化の促進により3Rに向けて環境意識をより一層高め、紙使用量の削減や再資源化に取り組んでいきます。 第3章 循環型社会の形成に向けて 廃棄物などに関する取り組み 廃棄物については、法人全体で「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」等の関連法令に基づき、徹底した分別収集を行い、適切に廃棄物を処理するとともに、循環型社会を目指し、廃棄物の3R(リデュース:発生抑制、リユース:再使用、リサイクル:再生利用)の推進に積極的に取り組んでいます。 以下に、可燃ごみ及び資源ごみ、有害化学物質等、実験系廃棄物等、中水利用、グリーン購入の5項目に分けて、現状と今後の方向性を示します。 ※A4用紙換算に関しては、JIS P 0138の仕上り寸法の面積に基づき、A4を1として以下のように紙の換算係数を決定しています。 A4:1、A3:2、B4:1.5、B5:0.75 可燃ごみ及び資源ごみ 05,00010,00015,00020,000H20年度H21年度H22年度H23年度H24年度(千枚)高専羽曳野りんくう中百舌鳥

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