環境報告書2013
10/52

08|第1章 省エネルギーの取り組み 大学のエネルギー消費の現状は? 図1は、平成24年度の法人全体の電気使用量の月変化を示したグラフです。電気使用量は空調を教室や教職員の執務室で多く使う夏場に増えています。特に7、8月は約300万kWhという電気を使用しています。平成24年度には、前年度以上に全学を挙げて夏の省エネルギーに取り組み、電気使用量は3%減となりました。 過去5年間の年間電気使用量の推移を図2に示します。最も電気使用量が多かった平成22年度を境に、2年連続で減少傾向にあります。気象条件は毎年変化するため、電気使用量もそれに応じて変化し、単純に比較はできませんが、学内での省エネキャンペーンといった教職員及び学生への呼び掛けだけでなく、電気使用量の大きい建物(中百舌鳥キャンパスのB5棟(物質棟)、C10棟(先端科学研究センター)、C21棟(植物工場センターB棟)など)で特に重点的に電気使用量の削減に努めました。 しかし依然、法人全体で年間3,000万kWh以上の電気使用量で推移しており、今後も法人全体で削減に努める必要があります。 図3は過去5年間の法人全体のガス使用量の推移を示したものです。こちらも平成22年度と比べると、最近の2年は減少傾向にあります。ガスは建物の冷暖房にも使われており、本学では、電力とともにガスの使用量についても削減に勤めています。 第1章 省エネルギーの取り組み 平成23年3月11日に発生した東日本大震災以降、各原子力発電所が稼働停止となり、各電力会社の供給力が減少しました。そのため平成24年度は、全国的に例年以上に節電・省エネルギーの呼びかけがなされました。その中で、政府より本学にも夏季のピーク時の使用最大電力削減の要請があり、電気使用量の多い建物における使用量の削減等、省エネルギーの取り組みを例年よりさらに強化しました。 050100150H.20H.21H.22H.23H.24ガス使用量(万m3) 0100020003000H.20H.21H.22H.23H.24電気使用量(万kWh) 図1 平成24年度の月別電気使用量(法人全体) 図2 過去5年間の電気使用量(法人全体) 図3 過去5年間のガス使用量(法人全体)

元のページ 

page 10

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です