2020年度 現代システム科学域 マネジメント学類
3/4

社会が抱える諸課題の中で経済社会の発展に貢献する実践的マネジメント力を育成します。 現代社会が抱える少子高齢化や環境問題など、持続可能な社会をめざすにあたっての諸課題は、われわれの生活や経済社会の担い手である企業を中心とした組織の経営にも大きな影響を与えます。これら経営を取り巻く諸課題のなかで、企業などの組織をマネジメントするためには、経営学のほか、会計学、企業活動に関連する法学、経済学さらには日本企業の強みであるものづくりのための生産システム科学といった専門知識の修得が必要となります。また、社会全体の視点から国、地方自治体、企業、家計、個人などもマネジメントの対象です。マネジメント課程では、これら学問領域を総合的に学ぶことによって、複合的なつながりの視点で課題解決に取り組むシステム的思考力を養い、グローバルで持続可能な経済社会を実現するための実践力を身につけます。マネジメント学類の2つの課程 マネジメント学類では、1年次において学域共通科目や学類基盤科目である各課程の入門科目を履修し、共通する基盤を形成します。2年次以降は各課程に所属し、それぞれの課程で専門性を深めつつも、他の課程の科目を幅広く学修できます。マネジメント課程経済学とデータ分析のコラボレーションで、新たな問題解決能力を養成します。 近年、金融、ビジネスや公共政策など、多くの領域で集められたデータが重視され、経済・経営の専門知識とデータ分析能力を併せ持った人材へのニーズが国際的に高まっています。例えば「資産保有の戦略を立てる」、「購入パターンから顧客の嗜好を推測する」、「産業規制の効果を評価する」といった課題は、経済学とデータ分析の融合なしには解決できません。経済データサイエンス課程では、経済学と統計データから意思決定に役立つ情報を引き出す実践的なデータ分析を学びます。これにより、国際基準の経済学を駆使して多様な場面で問題解決に臨むエコノミストや、経済・ビジネスデータの新しい活用法を提案するデータの分析力と説明力を身につけた人材を養成します。経済データサイエンス課程私は学域単位入学で、入学後1年間は「現代システム科学域」に所属し、様々な授業を受けた上で2年目に学類を選択したことにより、納得いく学類選択ができました。高校と違い、各分野を専門とする先生が、自身の研究の積み重ねを基に授業を展開するので、深い学びを得られている感覚があり面白いです。また、他学類・他学域の分野や理系科目についても横断的に学べる機会があり、恵まれた環境で授業を受けられているなと感じます。大山 菜摘さん(2017年度入学)在学生インタビュー全文はWEBからおお やま な つ み

元のページ 

page 3

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です