生命環境科学域 理学類/大学院理学研究科 2019
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研究分野紹介教授松坂裕之 准教授竹本 真 准教授亀尾 肇22有機化合物と無機化合物の双方の特長を融合した新たな分子の合成と機能開拓にとりくんでいます。特に、分子内に複数の金属中心を有する「有機金属クラスター錯体」の合成と反応性の解明を目指しています。反応物理化学触媒的不斉合成、および湾曲構造を有する拡張π電子系の創成導電性や光応答性、磁性、太陽電池特性などの優れた機能性を有する新しい有機分子材料の開拓とその物性解明を行っています。複雑な分子の集合体、およびタンパク質や酵素などの生体分子について、量子化学計算や分子動力学シミュレーションなどを行い、多種多様な物性の発現機構や反応のメカニズムの解明をめざしています。キラル医薬品などを化学合成する際に必要な基盤技術となる触媒的不斉合成法の開発、および湾曲構造を有するπ共役系化合物の合成とその物性の解明に取り組んでいます。教授・神川 憲 助教・津留﨑陽大准教授・藤原亮正 助教・岩本賢一教授・藤原秀紀 助教・酒巻大輔理論計算により、分子の電子状態や、分子の示すさまざまな性質の解明、機能性材料の設計に取り組んでいます。さらに、新しい理論計算プログラムの開発も行っています。分子雲における生体関連分子の構造と反応性を研究しています。イオン分子反応、イオン移動度、質量分析、分光学的手法を用いて、宇宙や地球の分子雲におけるキラル認識と化学反応、化学進化の解明に取り組んでいます。Laser 1Laser 2宇宙や地球の分子雲の分光解析装置

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