生命環境科学域 理学類/大学院理学研究科 2019
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Department of Chemistry分Department of Chemistry子科学課程では、「化学 (Chemistry) 」をキーワードとして、様々な物質の示す多様な構造と性質を実験と理論の両面から解明するとともに、美しい構造や優れた機能を有する新しい物質を設計し、創造するサイエンスを学びます。物質を構成する基本単位である分子の合成・構造・反応性・機能・物性を探求する分子科学は、あらゆる先端科学の基盤となる科学です。また、資源、環境、エネルギーといった人類が直面する様々な課題を解決するうえで中心的役割を果たすものと考えられています。 旺盛な知的好奇心とフレッシュな感性に満ち溢れたみなさん!大好きな化学を学ぶことを通して、サイエンスのフロンティアを一緒に旅してみませんか。理 学 類分子科学課程分 子 科 学 課 程分 子 科 学 課 程分子科学課程とは?先生へインタビュー17ご担当しておられる授業を教えてください。物理化学演習1と物理化学3、実習の化学実験、分子科学実験IとIIです。ご専門の研究内容をわかりやすく教えてください。水やメタノール、アンモニアといった簡単な分子から、組織・生命系に至った化学進化の過程を分子レベルで理解するために、実験装置を独自に開発しながら研究しています。複数の分子が協調的に連動する分子認識と化学反応を調べています。その研究はどのような役にたつのですか?化学進化に関する分子科学研究において発見した現象を応用して、これまで測れなかった少ない試料でも瞬時に鏡像体過剰率を決定できる定量分析法を開発しました。医薬品の開発現場などで活用されることを期待しています。理学で研究していますので、課題解決型の役に立つ研究開発と共に、将来どのように発展するのかすぐには予測できないけれど、幅広い分野の多くの研究者・技術者の発想と探究心を刺激することができる独創的な基礎研究を目指しています。最後に本課程を目指す学生さんへのメッセージをお願いします。普段の生活では色々と便利な物があり何でも分かっているような気になってしまいますが、サイエンスの世界に少しでも踏み入ると、ほんと分かっていないことだらけで驚くはずです。本学の分子科学課程には強力な先生と人材育成プログラムが揃っており、皆さんがグローバルに活躍する場がたくさん用意されています。分子科学課程で私達と共に化学のプロフェッショナルになりましょう!(分子科学課程・准教授)

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