生命環境科学域 理学類/大学院理学研究科 2019
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Department of Physical ScienceDepartment of Physical Science▲星形成領域の観測に使用している電波望遠鏡と観測結果理科学課程では、自然現象、特に物理現象の解明とその背後にある基礎的な原理・法則の発見、およびその応用を目指しています。光、電子、原子、分子などが主役となって多彩な現象を示すミクロな世界から地球、宇宙のマクロな世界までを対象としています。本課程では、自然科学の根底に横たわる物理科学の基礎を学びます。ある現象がどのようにして起きるのか、どのような法則に基づいているのかを認識するために、実験的、理論的手法を学習するとともに、論理的な思考方法の修得に努めます。『NatureからVentureまで』を合言葉に、将来、自然科学に関連した様々な分野で広く活躍できる人材を養成することを目指しています。物理科学課程は進取の精神と熱意あるみなさんをお待ちしています。 本課程では、物理科学の基礎・基本を学ぶことに徹し、本格的な専門分野に関する学習は主として大学院理学系研究科ですることになります。卒業研究では、未解決な問題への取り組み方を実践的に学びます。 また、4年間にわたり、現代の自然科学の研究に欠くことのできない英語の勉強に、物理科学の話題を通して取り組みます。理 学 類物 理 科 学 課 程物 理 科 学 課 程物理科学課程▲アイスランド北部のクラフラ火山リフトゾーン(割れ目帯)▲色素をドープした有機半導体薄膜に紫外光をあてたときの発光物1年次では、専門基礎科目として数学と物理学、化学、宇宙地球科学、生物科学などの幅広い分野にわたる自然科学の基礎を学びます。2年次からは、講義と演習、実験を組み合わせたカリキュラムのもとで、力学、電磁気学、量子力学、統計物理学など、物理学の基礎を徹底的に学びます。これにより、論理的な思考法を修得するとともに、将来、様々な物理科学の分野での研究が可能となる基礎的な知識の修得を目指します。また、理論的、実験的手法とともに、コンピュータを用いた計算物理の基礎も学びます。さらに、卒業研究への接続として、いくつかの専門分野の科目を選択して履修します。1年次2年次以降カリキュラムRhyolitic table mountain(Southern caldera margin)11

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