現代システム科学域 抜粋版
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現代システム科学域長大塚 耕司博士(工学)専門分野は海洋環境学、海洋資源工学。沿岸域環境について、現地調査、実験、数値シミュレーションを組み合わせて研究している。Proleサステイナブルな社会を築く次世代のリーダーを育成します。point pick up現代社会の問題を俯瞰的に捉え、持続可能(サステイナブル)な社会を創る人を育てたい。現代システム科学域では、そう考えます。現代社会にはさまざまな問題が存在します。高齢化社会対応や子育て支援などは身近な課題ですが、その解決を妨げる要因の一つが格差です。一方、世界では、宗教・思想の対立によるテロ事件が毎日のように起きており、その背景には富の集中と貧困、さらに根本には人口爆発による資源枯渇があります。このような問題に立ち向かい、持続可能(サステイナブル)な社会を創ることのできる人とはどのような人なのでしょうか。まず、現代社会の問題を個々の事象だけで捉えるのではなく、自然と人間との複雑な関係をさまざまな側面から理解し、全体としてどのように変化しているのかを俯瞰的に捉えることができなければなりません。また、世界中の飢えや貧困をなくし、すべての人々の尊厳が守られる社会を作っていきたいという高い倫理観と使命感を持っていることも必要でしょう。そのような人を育てたいと現代システム科学域では考えています。もちろんこれだけの力をつけるには、幅広い分野の知識を学び、多くの実践経験を積む必要があり、卒業までも楽な道のりではありません。それでも果敢にチャレンジしたいと思う人は、ぜひ現代システム科学域で学んでください。そして、同じ志を持っている私たち教職員と一緒に、サステイナブルな社会を築いていきましょう。1年次に各学類の基礎となる「学域共通科目」を配置し、持続可能な社会の実現のために必要となる各学類の学びの基礎を共通して身につけます。2年次以降は、演習の授業を継続的に配置。これにより、学んだ知識を結びつけ、有効に生かすための実践力・応用力を養うことができます。現代システム科学域の海外インターンシッププログラムでは、現地でミニプロジェクト型学習を行ったり、現地の大学生などと交流を行います。「他学類専門科目」は他の学類の専門科目を系統的に学習できるように科目を配置しているもので、自分の学類の専門的知識を身につけたうえで、他の学類の視点・知識を獲得することができます。学類を決めての受験だけでなく、学域で受験し、2年次から学類を選択するフレキシブルな学び方も可能です。● ●● ● ●06現代システム科学域知識情報システム学類環境システム学類マネジメント学類工学域電気電子系学類物質化学系学類機械系学類生命環境科学域応用生命科学類緑地環境科学類理学類獣医学類地域保健学域総合リハビリテーション学類教育福祉学類看護学類新大学速報留学・国際交流キャンパスライフ就職・キャリア支援大阪府立大学の沿革キャンパス紹介

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