工学域2019
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TOPICSマテリアル工学課程ダイヤモンド合成に用いられる手法を活用し新しい触媒材料の開発に挑戦地球と人に優しい材料の研究・開発を行います。物質の構造・組織 社会・産業と材料結晶構造解析 物質量子論材料化学基礎 材料設計・制御材料強度 材料プロセス材料組織Ⅰ・Ⅱ 材料物性Ⅰ・Ⅱ材料化学Ⅰ・Ⅱ 構造材料科学マテリアル工学特殊講義Ⅰ・Ⅱマテリアル工学卒業研究マテリアル工学外国語基礎マテリアル工学外国語演習マテリアル工学基礎演習マテリアル工学演習Ⅰ・Ⅱマテリアル工学実験Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ 等授業科目 コンピュータ、自動車、人工関節、これらに共通するものは何でしょうか?  それは現代の文明を象徴するこれらの機械や装置が、目的に応じたいくつもの「材料」によって構成されていることです。どの素材が欠けても装置全体の機能は発揮できません。それどころか、時代の進歩は新しい材料の設計と開発にかかっているのです。 数万気圧の超高圧条件で物質・材料を合成する手法は超高圧合成法と呼ばれており、新物質の合成から人工ダイヤモンドの製造まで、幅広く活用されています。我々は超高圧合成法を用いて、水の電気分解などのエネルギー変換反応に用いられる新しい触媒材料の開発を行っています。再生可能エネルギーを用いた水の電気分解は、二酸化炭素を排出しないクリーンな水素製造法として開発が進められており、効率的な水素製造法の実現に向け、優れた触媒材料の開発を目指しています。URLhttp://mtr1.osakafu-u.ac.jp/materials-jpn/● 新材料開発に用いるWalker型超高圧合成装置(左)。超高圧条件で合成された触媒材料における水の電気分解(陽極反応)の模式図(右)。19

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