大阪府立大学キャンパスガイド2021
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59あらゆる生命体を対象に多様な生命現象の解明とその応用に関する教育・研究を行い、広範なバイオサイエンス・バイオテクノロジー領域で活躍できる技術者・研究者を育成します。本学類では1年次での学類共通学修の後、2年次より化学をベースとする「生命機能化学課程」と植物科学を学ぶ「植物バイオサイエンス課程」の2課程に分かれ、専門性を深めます。 1年次の必須科目として「生命環境科学概論」を開講。各課程の専任教員がそれぞれの専門分野を生かし、生命環境科学の諸分野に対する基礎知識を指導します。豊富な実験・実習を通じて経験を積み、高度な専門分野へ段階的に進んでいきます。本学類の主要拠点である「先端バイオ棟とB11棟」には、遺伝子解析や蛋白質解析など最新設備が充実。生命機能の解析・改良・改変を実践することができます。また、キャンパス内の自然環境を生かした「教育研究フィールド」には、水田、果樹資源園、ガラス温室などの植物生産環境が充実しており、実践的な学修が可能です。最先端の設備と、豊かな自然環境が共存するキャンパスで実践的な教育研究を展開。植物バイオサイエンス課程では、2年次から生命環境科学域の緑地環境科学類と工学域の機械系学類機械工学課程と共同して「植物工場科学副専攻」を開講します。学域間融合を実践し、生命環境科学と工学の両者の知識と技術を身につけた植物工場に関する専門技術者を養成します。進展のめざましい植物工場科学領域を支える技術者を養成する「植物工場科学副専攻」。植物バイオサイエンス課程では、2年次から獣医学類と共同して「食生産科学副専攻」を開講。「食料」の生産から加工、流通、消費に至る国内・国外の経路における複雑なフード・システムの現状やリスク分析を行い、同時に、リスク・マネジメントの実例を「食」に関する行政機関や「食」関連施設などで、体験的に学ぶことができます。「食生産科学副専攻」では、動物性と植物性、学問の異なる両面より考え、行動できる「食のスペシャリスト」を養成。生命機能化学課程では、食品化学・食品製造学・食品衛生学・公衆衛生学など、食品や食環境に関わる幅広い科目を連携。食品の加工・貯蔵から流通、さらには食品衛生に至る総合的知識を修得します。このプログラムの履修を通じ、食品産業や健康産業の発展、食品安全行政など「食の安全」に貢献できる専門技術を磨くことができます。食品分野の専門職業人を養成する「食品安全科学プログラム」。動物・植物・微生物にかかわるバイオサイエンス・バイオテクノロジーで、食料問題や医療、環境問題の改善・革新をめざします。応用生命科学類生命機能化学課程 / 植物バイオサイエンス課程Applied Biological ChemistryPlant BiosciencesSchool of Applied Life Sciences45

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