大阪府立大学

本学の卒業生が令和3年度「未来をつくる若者・オブ・ザ・イヤー」内閣府特命担当大臣表彰を受賞

更新日:2021年12月2日

内閣府が実施する令和3年度(2021年度)「未来をつくる若者・オブ・ザ・イヤー」にて、本学 地域保健学域 教育福祉学類 卒業生の八上 真也 さん(大阪府庁 福祉部)が、内閣府特命担当大臣表彰を受賞しました。

「未来をつくる若者・オブ・ザ・イヤー」は、子供や若者が、地域や社会の輝く未来に向けて行った社会貢献活動において、顕著な功績があった個人または団体を内閣総理大臣および内閣府特命担当大臣が表彰するものです。(今年度は、内閣総理大臣表彰2件、内閣府特命担当大臣表彰7件の受賞がありました)

八上さんは、在学中に創設した「KADOMA中学生勉強会」の代表として、「子どもの貧困」状況にある生徒に今後のロールモデルになる大学生と学ぶ無償の機会を提供するボランティア活動の先進モデルの創出に取り組んできたことが評価されました。

八上 真也さんのコメント

八上さんの写真

快晴の空のもと、野田 聖子 大臣より表彰状を授与いただきました。ご推薦をいただきました大阪府ならびに晴れの式典に共に参列をいただきました吉田 敦彦 先生に心から感謝を申し上げます。

生まれ育った門真市の厳しい現状から、大学4年時に、教育福祉学類の先生方や大学後援会にサポートをいただき、多くの仲間たちとともに活動を開始しました。社会人になるタイミングやコロナ禍など幾度と活動を継続することの障壁もありましたが、ご支援をいただいている皆さま、そして何より献身的に生徒たちへ向き合ってくれている学生ボランティアのおかげで今日まで続けることができました。

驕らず、謙虚に、今後も「門真の子どもたちがどんな環境に生まれても学べる居場所」づくりに尽力していきます。本当にありがとうございました。

「KADOMA中学生勉強会」について

2018年10月創設。門真市内の中学校に通う中学生30名を対象に居場所・学習支援事業を実施しています。また、毎週各地から20名近い大学生が参加し、生徒たちにロールモデル像も提供しています。

企画から運営まで全て大学生主導で行い、経済的理由等で学習塾に通えない子供たちの学習を支援すると共に、兄姉のような大学生たちと楽しく語らい勉強する「居場所」を創っています。

また、多くの大学生と身近に出会うことで自身の将来の選択肢や多様な価値観に触れることもでき、教員や福祉行政職等をめざす大学生にとっても、キャリア形成をサポートする場となっています。

門真市の行政や団体・市民から評価され、クラウドファンディングや各種助成金 による運営を行っており、「誰一人取り残さない」未来社会づくりに貢献する活動です。

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