大阪府立大学

学長メッセージ「夏休みを迎えるにあたって」

更新日:2021年8月5日

学生の皆さんへ

前期定期試験期間に入り、学生の皆さんは勉学に励んでおられることと思います。この前期も新型コロナウイルス感染症の猛威により、学生生活に制限を強いることとなりましたが、皆さんが日々の感染防止対策を徹底し感染防止に努めてくださったことに対し、まずは心から感謝と敬意を表します。

試験が終わると、夏休みに入ります。これまでの閉塞感から開放され、旅行や帰省、会食などを楽しみたいと期待に胸を膨らませている人もおられるのではないでしょうか。しかし残念ながら、皆さんにはそのような活動の自粛をお願いせざるを得ない状況です。理由は、いわゆるデルタ株による新型コロナウイルス感染症の急拡大です。

デルタ株が極めて高い感染力を持ち、これまでの対策では感染拡大を防ぎきれないことがわかってきました。社会全体への負荷や、若年層の重症化を防ぐ必要から、政府は大阪府へ緊急事態宣言を発出しました。

夏休みを迎える皆さんにとっては、「またか」と思われるでしょうが、いつ誰が感染してもおかしくない状況です。皆さんの強い危機意識の共有と、一人ひとりのより慎重な行動が求められます。帰省や、旅行等の都道府県間の不要不急の移動は極力控え、予防対策を取ってください。

本学でも、6月下旬からワクチンの職域接種を開始し、8月中旬までには本学学生の半数以上が接種を受ける予定です。今回、接種できなかった皆さんも可能ならば接種を受けていただくことを希望します。もちろん、体質的に受け付けない方に接種を勧めているわけではありませんし、また接種したからといって完全に感染が防止できる訳ではありません。接種後も引き続き、マスク着用を徹底するとともに、密をゼロにする意識、リスクの高い行動を控える責任感を持ってください。

夏休みを迎える今、自分自身と周りの人達を守るために、ぜひとも協力をお願いします。

大阪府立大学 学長 辰巳砂 昌弘

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