大阪府立大学

2020年度卒業生の国家試験合格率について

更新日:2021年5月18日

大阪府立大学地域保健学域の看護学類と総合リハビリテーション学類で学んでいた2020年度の新卒業生が、看護師、保健師、助産師、作業療法士、管理栄養士の国家試験それぞれに全員合格し、5つの国家試験で合格率100%という快挙となりました。

また、理学療法士の国家試験においても新卒合格率は96.0%となり、2019年度の5資格全員合格に続き、高い実績での医療専門職養成力を示す結果となりました。

奥田 邦晴 地域保健学域長のコメント

2020年度はコロナ禍の中、授業や実習、キャンパスライフに大変大きな影響がでました。

学生のみなさんも思ったような学生生活ではなかったかと思います。

そのような中で国家試験に向けた勉強に励み、高い合格率を維持されたことについて、大変喜ばしく思っています。
例年とは異なる状況下において、様々な工夫を凝らし勉学に努めた学生、そして彼らを支えて下さった教員、職員の方々にも大変ご苦労をおかけしたことと思います。ありがとうございました。

学生のみなさんには、今後様々な経験を活かし、高度専門職者として社会で羽ばたいてくれることを期待しています。

看護学類における教育のポイント(代表教員のコメント)

本学類は、人間の痛み、苦しみを分かち合え、生命の尊厳について深く理解し行動できる看護職を育成しています。そのために看護に必要な専門知識と技術を修得できるよう講義や演習、臨地実習の科目を充実させています。教員を対象に教育内容や方法の研修会も実施し、最新の専門知識を取り入れたわかりやすい教育をめざしています。

本学類は1学年定員は120名と多人数ですが、1学年につき5~6名の学生を教員が2名で履修指導や相談に応じるアドバイザー制度を設け、少人数的にきめ細やかな学修を支援しています。4年生では学生2~4名の卒業研究を1アドバイザー教員が担当し、就職や国家試験対策の相談にも応じています。

今年も看護師国家試験、保健師国家試験、助産師国家試験はそれぞれ合格率100%を達成しました。国家試験合格率100%が継続できている要因は、学生とアドバイザー教員が密に連絡を取り合い国家試験対策に取り組めていること、学生の国家試験結果をデータ収集・分析し弱点を把握し1年次からの授業内容に反映させていること、講義・演習・臨地実習での教育内容が充実しており学生も主体的に学修できていることなどです。

今後も卒業生が看護職として活躍できるように教育の充実と国家試験合格にむけての支援体制に努めます。

総合リハビリテーション学類における教育のポイント(代表教員のコメント)

本学類は予防から治療、回復、社会参加に至るまで、人々の健康増進と生活の質の向上をめざすリハビリテーション学の理念を基盤とし、入学当初から臨床的な経験を含む演習・実習科目や、今日的なニーズにも広く対応できる多様性を見据えたカリキュラムを充実させています。また、1学年が25名(理学・作業療法学専攻)および30名(栄養療法学専攻)と少人数制であるため、一人ひとりの学生に丁寧な指導を行うことができます。

本学類で教育を受けた学生は、4年次には学修の基盤が確立されており、それぞれが高い能力を有しているため、十分な知識を持った中で国家試験に臨むことができます。また、定期的に実施する国家試験模試を学生の習熟度評価のツールとして活用し、個別のサポートを実施するなど、国家試験に向けた学修支援を充実させています。

大阪府立大学 羽曳野キャンパスについて

地域保健学域の看護学類と総合リハビリテーション学類は、羽曳野キャンパスを人材育成の主たる場として「医療保健専門人材」の養成を行っています。基礎理論から応用まで、幅広い学問分野を学習することはもちろん、演習や医療現場実習などは教員を厚く配置し、少人数制できめ細やかに指導します。また、国家試験対策も早期より充分に行い、学生の学修を手厚く支援する体制が特徴です。

お問い合わせ

羽曳野キャンパス事務所 学生グループ(担当 小木曽)

Tel 072-950-2119