2020年度JST研究成果展開事業 大学発新産業創出プログラム〈社会還元加速プログラム(SCORE)チーム推進型〉に、本学研究者による研究課題が2件採択
更新日:2020年9月23日
科学技術振興機構(JST)2020年度 研究成果展開事業 大学発新産業創出プログラム〈社会還元加速プログラム(SCORE)チーム推進型〉に、大阪府立大学大学院 工学研究科から遠藤 達郎 准教授(物質・化学系専攻)、高橋 和 准教授(電子数物系専攻)の研究課題が採択されました。
「社会還元加速プログラム(SCORE)チーム推進型」は、優れた技術シーズを基にした大学等発ベンチャーの創出を促進し、さらに世界に視野を広げ現実化・高度化を目ざして、ベンチャーに必要な実践的能力の向上やネットワーク形成を図るためのプログラムであり、本学の掲げる基本理念「高度研究型大学―世界に翔く地域の信頼拠点」に合致するものです。
また、本年度の採択件数は、国立大学・公立大学含めてトップの結果となりました。これは、本学が種々の取組によって研究者の支援を行ってきた成果といえます。
採択概要
遠藤 達郎(工学研究科 物質・化学系専攻 准教授)
研究課題名 | 大気中ウイルス可視化シートセンサの事業化検証 |
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研究期間 | 2020年10月~2021年3月 |
採択率 | 54.3%(応募35件中、採択19件) |
研究課題概要 | 開発実績を有する光学素子「フォトニック結晶シート」を用いて大気中に存在する特定のウイルスを可視化する技術を開発し、「目に見えない脅威」から身を守り日常生活における不安を排除する技術を事業化するためのビジネスモデル仮説を検証する。 |
研究課題のポイント
現在までに研究開発を進めているセンサ技術を基盤として、日常生活への応用および事業化に向けて検証を行います。
高橋 和(工学研究科 電子数物系専攻 准教授)
研究課題名 | 狭小空間においてランダム発生する事故誘発静電気の検知技術の事業化検証 |
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研究期間 | 2020年10月~2021年3月 |
採択率 | 54.3%(応募35件中、採択19件) |
研究課題概要 | 超小型シリコンラマンレーザーを実装した静電気センサーのプロトタイプ開発を行い、その実用化に向けた実証試験と事業性検証を行う。特に宇宙産業、化学プラント産業を中心に、優先すべき顧客と達成すべき技術課題を明確にして、起業に向けたビジネスモデルを検証する。 |
研究課題のポイント
シリコンフォトニクスの新たな応用分野を切り開きます。
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