新世代植物工場のレタスを使った「アイデアレシピコンテスト」を開催

更新日：2018年10月5日

大阪府立大学の植物工場研究センターは、人工光型植物工場に特化した国内有数の最先端の研究拠点です。2棟の研究棟と「新世代植物工場」で構成されています。1日あたり最大6,000株のレタス（フリルレタス、バタビアレタス）が生産され、「府大マルシェ」という商品名で大阪を中心に、関西圏域で広く販売されています。

この度、昨年度に続き、「府大マルシェ」を使った「アイデアレシピコンテスト」を開催しました。今回のテーマは「サンドイッチレシピ」。大阪府立大学・府大高専の学生を対象に2018年8月1日から8月31日まで受付を行い、34組より38レシピの応募がありました。

9月26日に行われた最終審査会では、1次審査を通過した8レシピを45分の制限時間で実際に調理し、レシピのプレゼンテーションと試食を通じた最終審査を行いました。結果、地域保健学域総合リハビリテーション学類栄養療法学専攻川口由女花さんの「府大レタスを使ったスモーガストルタ」が最優秀賞に選ばれ、ほか優秀賞3点、入賞4点も発表されました。

今後、アイデアレシピ集を作成し、「府大マルシェ」販売店の各店頭にて、入賞レシピを紹介する予定です。

応募テーマと応募数

部門名	応募数	1次審査通過数
インスタ映え部門	7レシピ	3レシピ
健康志向部門	9レシピ	2レシピ
手軽に朝食・昼食部門	22レシピ	3レシピ

審査結果

最優秀賞

受賞名	受賞レシピ
サンプラザ賞	「府大レタスを使ったスモーガストルタ」川口由女花（総合リハビリテーション学類栄養療法学専攻 3年）

優秀賞

受賞名	受賞レシピ
大阪堺植物工場賞	「実はBLEサンド」グループ名：舞士藤田琴美（総合リハビリテーション学類栄養療法学専攻 3年）平林里菜（総合リハビリテーション学類栄養療法学専攻 2年）松山恵実（総合リハビリテーション学類栄養療法学専攻 2年）
PFCコンソーシアム賞	「サバ缶と豆腐で、ベトナム風サンドイッチ！ヘルシーバインミー」野尻寿々（総合リハビリテーション学類栄養療法学専攻 2年）
PFC賞	「がっつりなのにしっかり野菜のメキシカンサンドウィッチ！―タコライス風」グループ名：ぼなぺてぃ中川結希（総合リハビリテーション学類栄養療法学専攻 3年）山田真生（総合リハビリテーション学類栄養療法学専攻 3年）尾花拓磨（マネジメント学類 3年）

アイデアレシピコンテスト審査結果一覧（728KB）

最優秀賞　川口由女花さんのコメント

今回のコンテストで作ったスモーガストルタとは、もともと北欧でお祝いのときにケーキの代わりに作られるサンドイッチです。最近Instagramでも少しずつ流行ってきていて、それを見たときに府大レタスの雰囲気がとても合うと思い作りました。バタビアレタスはとてもエレガントさがあり、料理が華やかになることを作りながらとても感じました。最終審査はアイデアの詰まったレシピばかりで、とてもハイレベルなコンテストだったと思います。そのなかで最優秀賞をいただけたのはとても嬉しいです。これからもこの経験を活かしながら、栄養や料理について勉強していきたいと思います。ありがとうございました。

審査委員長　増田昇植物工場研究センター長のコメント

今年度も昨年度に引き続き「アイデアレシピコンテスト（サンドイッチレシピ）」を開催しましたところ多数の応募をいただきありがとうございました。

今回の応募テーマを「インスタ映え部門」、「健康志向部門」、「手軽に朝食・昼食部門」としましたところ34組38レシピが応募され、その内、入選されました8レシピはいずれも美味で、各部門の主旨を最大限反映させたものであり、フリルレタスとバタビアレタスの食感や味が十分に考慮されたものでありました。また、大学での学びを活かし国際性を反映させつつ、食感や色彩にも十分に配慮された個性豊かで、豊富なアイデアが発揮されたものでありました。

特に最優秀賞に選んだ川口由女花さんの「府大レタスを使ったスモーガストルタ」はインスタ映えを意識し、見た目も華やかな北欧生まれのクリームチーズを使ったまるでケーキのようなサンドイッチでありました。

本コンテストを通じまして府立大学発ベンチャービジネスの人工光型植物工場が実社会の中で新産業としてその地位が確立されますとともに総合大学としての強みを生かして関連する多様な研究が活発に展開されますことを願っています。

最後に共催いただきました株式会社サンプラザを始めとします各社、各団体様に御礼申し上げるとともに、審査委員並びにPFC事務局等の関係各位に深く感謝申し上げます。