本学の学生チームがロボカップ世界大会で連覇を達成
更新日:2018年7月12日
2018年6月18日~21日、カナダのモントリオール国際会議場で行われた「ロボカップ2018モントリオール世界大会」の「サッカーシミュレーション2Dリーグ」部門において、大阪府立大学・福岡大学の混合チーム「HELIOS2018」が2大会連続4度目の優勝を果たしました。
ロボカップは、人の操作によって動くロボットではなく、自ら動く自律移動型ロボットによる競技会です。その中の「サッカーシミュレーション2Dリーグ」は、2次元平面でサッカーを行うリーグで、大阪府立大学は2002年から参加しています。同部門には国内外の大学など14機関13チームが参加しました。
「HELIOS2018」
大阪府立大学参加メンバー
鈴木 雄大 | 人間社会システム科学研究科 現代システム科学専攻 博士前期課程 1年 | |
---|---|---|
大堀 杏 | 人間社会システム科学研究科 現代システム科学専攻 博士前期課程 1年 | |
福島 卓弥 | 人間社会システム科学研究科 現代システム科学専攻 博士前期課程 2年 | |
鐘 家潤 | 人間社会システム科学研究科 現代システム科学専攻 博士前期課程 2年 | |
中島 智晴 | 人間社会システム科学研究科 現代システム科学専攻 現代システム科学域 知識情報システム学類 教授 |
学生代表 鈴木さんのコメント
前回の大会で優勝を勝ち取ることができた分、2連覇へのプレッシャーは大きかったです。多くのチームが対HELIOS用の戦略を練ってくることが予想され、厳しい戦いを想定した開発を進めていました。福岡大学 秋山先生、本学 中島先生の熱心なご指導をはじめ、サポートしてくださった方々のご意見により、多くの知識と貴重な経験を得ることができた大会となりました。
試合は人工知能がすべて行うため、我々は試合中、自分のチームを信じて見ていることしかできません。前年度の王者として対策されている分、大会中は手に汗を握るような試合ばかりでした。特に決勝は前日に負けたチームとの試合だったため、試合前からチームメンバーには緊張感が漂っていました。しかし無事に雪辱を果たし2連覇を達成できたときは、メンバー全員で喜びを噛みしめました。
多くのチームがHELIOSへの対策を実装してきたことから、HELIOS自身の課題がまだまだ残っていることを痛感しました。3連覇は更に大きな壁になると思いますが、秋山先生、中島先生のご指導のもと、学生一同さらに技術を高め課題に取り組み、来年の世界大会でも優勝を勝ち取ります。
中島教授のコメント
去年に引き続き世界一を勝ち取ることができ、とても嬉しいです。秋山先生と学生のみなさんがたくさんの時間と労力を注ぎ込んできたことが最高の結果につながりました。おいしいレストランがたくさんあるエリアに宿泊先を選定した私もよい仕事ができたと思っています。来年以降は敵チームからのマークも激しくなり、勝利することがさらに難しくなってくると思います。一方で、今大会を通じて、我々が開発した人工知能部分の改良点も見えました。これからまた一年間かけてチームHELIOSがさらに強くなるように秋山先生や学生のみなさんには人工知能技術に磨きをかけてもらい、私も2019年戦いの地であるシドニーの宿泊先をしっかり調査します。
関連リンク
お問い合わせ
現代システム科学域支援室(担当 関)
072-954-7361