堺・アセアンウィーク事業「理工系学生交流プログラム」を通じアセアンの大学と交流
更新日:2017年11月6日
堺・アセアンウィーク実行委員会では、2014年度より「理工系学生交流プログラム」を実施し、カンボジア、ブルネイ、マレーシア、シンガポールの4カ国4大学から理工系分野の大学生・大学院生各2名を招へいの受入を行っています。大阪府立大学は、研究室交流のほか、アセアンの優秀な学生の本学大学院への進学を目的としています。
今年度は、第1陣(カンボジア、ブルネイ、マレーシア)の学生を、2017年10月5日(木)~13日(金)に本学に受け入れました。12月には第2陣(シンガポール)の学生を迎えます。
2017年度堺・アセアンウィーク「理工系学生交流プログラム」派遣元大学(各大学2名)
カンボジア | 王立プノンペン大学(Royal University of Phnom Penh: RUPP) |
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ブルネイ | ブルネイ工科大学(Universiti Teknologi Brunei: UTB) |
マレーシア | マレーシア工科大学(Universiti Teknologi Malaysia: UTM) |
シンガポール | 国立シンガポール大学(National University of Singapore: NUS) |
「理工系学生交流プログラム」開始から4年目となる今年度は、研究室交流期間を昨年までの3日間から6日間に拡大して実施しました。
10月2日(月)に、招へい学生たちは本学を表敬訪問し、辻理事長・学長、国際・地域連携課職員、研究室交流の受け入れ教員と懇談を行いました。
6日間にわたる研究室交流は、それぞれ自身の研究の関心分野にあった研究室で行われました。
カンボジアの学生2名は、それぞれ、片岡道彦教授、和田光生講師 (生命環境科学研究科応用生命科学専攻)の研究室、マレーシアの学生2名とブルネイの学生1名は、吉岡理文教授、本多克宏教授、藤本典幸教授、能島裕介准教授、井上勝文助教(工学研究科電気・情報系専攻)・中島智晴教授(人間社会システム科学研究科現代システム科学専攻)の研究室、UTBの学生1名は三村耕司教授(工学研究科機械系専攻)の研究室で、それぞれ、学生交流、研究発表、ディスカッションを通して、専門分野についての理解を深めました。
毎日の研究室交流後は、国際交流グループ事務所に集合して6名がお互いに自分の研究室で体験したことや学んだことを報告しあいました。彼らは、自国の大学・大学院と比較しながら、「大阪府立では、研究室での先生と距離が近いと思います」「先輩学生が後輩学生をサポートするシステムが良いと思います」「理系の女子学生の人数が少ないことに驚きました」など、様々な感想を述べていました。中には、「大阪府立大学の大学院に進学したいです」という学生もいました。
短い期間でしたが、研究室の学生とも打ちとけ、研究についての情報交換を行ったり、研究プレゼンテーションに対してお互いにアドバイスをしたりと、研究室交流の成果が得られました。また、普段は接することの少ない、カンボジア、ブルネイ、マレーシアの学生との交流の機会を持てた本学学生にとっても大変有意義なプログラムとなりました。
お問い合わせ
国際・地域連携課 国際交流グループ
Tel 072-254-9962