大阪府立大学

物臭太郎賞決定!第3回物臭太郎杯 読書感想句コンクール 投票結果発表

更新日:2019年11月14日

物臭太郎杯読書感想句コンクール投票結果発表

案内ポスター(526KB)

 本学の図書館(総合図書館中百舌鳥、経済・経営・法律系図書室、ヒューマンサイエンス系図書室、羽曳野図書センター、りんくう図書室)所蔵の本を対象に、その内容をユーモアや風刺のセンスで表現した読書感想句(川柳)を募集し、応募作品の中から、入選作品10句を選出。さらにその10句を対象に人気投票を実施しました。栄えあるベスト3も含め、入選作品の題材となった本は、総合図書館中百舌鳥1階にて、12月26日(木)まで特別展示します。ぜひご利用ください。

投票結果発表

順位 読書感想句(川柳) 題材とした本

物臭太郎賞

(得票数13票)

蟻地獄 住めば都と 蟻が云う

 (雅号:真・夏休み)

『砂の女』(OPAC)安部公房著

【投票理由(一部抜粋)】

「安部公房のこの作品は未読だけれど、ぞくっとする感じに、読んでみたいと思ったので。うまいこと言うなぁ、という印象。」
「読んでみたくなりました」
「私は実際にアリジゴクを見たことがあり、この句を見たときにアリジゴクがそう言っている想像ができたから。」

 

 金賞

(得票数12票)

省エネよ 果たして消エネに ならまいか

 (雅号:テンプル)

『エネルギー・環境・社会 : 現代技術社会論 』(OPAC)京都大学大学院エネルギー科学研究科エネルギー社会・環境科学専攻著

【投票理由(一部抜粋)】

「うまくかかっているし、本の内容も気になったから」
「上手く環境問題の課題をとらえていると思った」

 銀賞

(得票数9票)

夫人、夫人と呼ばないで わたしは科学者 名はマリア

 (雅号:穂名一瑚果)

『マリー・キュリーの挑戦 : 科学・ジェンダー・戦争』(OPAC)川島慶子著

【投票理由(一部抜粋)】

「研究者をめざす学生にぜひとも読んでほしい。マリア・スクォドフスカ氏とは、マリー・キュリー氏のことです。」
「キュリー夫人と呼ばれがちなあの人の「科学者」としての話に興味がわいたから」

上記以外の入選作品

読書感想句(川柳) 雅号 題材とした本
料理って 意外とズボラで 良いんだね 包丁使えない系女子(?) 『ゆる自炊BOOK : 料理って意外に簡単らしい : ビギナーさんいらっしゃい!』(OPAC)比留間深雪編集
言わずとも 忍べはしない 恋心 モリタ 『恋文の技術』(OPAC) 森見登美彦著
ミスに泣く そんな人への 処方箋 笹部番人 『試験に受かる「技術」 : 灘高が教えてくれた「超」合理的メソッド』(OPAC) 吉田たかよし著
だれのため? しるす日記は ありのまま ジュゴン 『悪童日記』(OPAC)アゴタ・クリストフ著 ; 堀茂樹訳
熱輸送 温度勾配 平滑化 おしりもげ 『金属材料組織学』(OPAC)松原英一郎 [ほか] 著
デデキント 講義聞けども 理解できんど a@b 『解析入門』(OPAC) 杉浦光夫著
優男 都と女 彷徨えば ののみや 『三四郎 』(OPAC) 夏目漱石著

物臭太郎とは

たいへん物臭な太郎が、歌や連歌の才能によって、立身出世する御伽草子。 総合図書館中百舌鳥では、もと冊子本であったものを巻子に改装したものを所蔵。本巻は絵巻系の中でも最も原絵巻に近いもので、且つ書写年代も原絵巻の成立時よりそれほど時間が経過していない時のものとされ、慶長期を下らぬ頃のものとされています。

物臭太郎絵巻(ハーモニー博物館へリンク)

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