大阪府立大学男女共同参画宣言
2005年(平成17年)、大阪府立大学、大阪女子大学、大阪府立看護大学の府立三大学を統合・再編して新しくスタートを切った大阪府立大学は、「高度研究型大学-世界に翔く地域の信頼拠点-」を基本理念に掲げ、これを実現するために大切にしたい視点として「多様」「融合」「国際」という3つのキーワードを挙げています。
本学ではこの基本理念のもとで、多様性の実現こそが今後の教育研究の活力の源泉であるとの認識の下、若手研究者や外国人研究者、女性研究者の積極的登用を実現すべく、「多様な人材活用推進の基本方針」を定め、「多様」な人材が集い、互いに切磋琢磨し価値を「融合」することで新しい知を創生し、広く「国際」社会に発信していく「知の拠点」となるべく取り組んできました。
国においては、第4期科学技術基本計画で「男女共同参画の観点はもとより、多様な視点や発想を取り入れ、研究活動を活性化し、組織としての創造力を発揮する上でも、極めて重要である」として、女性研究者の一層の登用及び活躍促進に向けた環境整備を行うことを定めています。
本学においても、科学技術基本計画のこの方針を尊重し、公立大学として地域社会に信頼される「知の拠点」となるため、女性研究者支援事業の実施を契機としてさらに取組みを進めて、男女共同参画を実現することが必要です。
大阪府立大学は、性別にかかわりなく、様々な年代層の教職員や学生が能力をいかして活躍できるよう、学びやすく、またワークライフバランスに配慮した環境を整備することに取り組み、男女共同参画を積極的に推進することをここに宣言いたします。
平成25年5月31日
大阪府立大学 学長 奥野武俊