寄生植物とは、他の植物の体内に根をのばし、栄養分や水分を使って生きている植物のことを言います。光合成をするために必要な葉緑素をまったく持たない全寄生植物と、自分で光合成をするけれど、土に根を張らず他の植物に根をのばし、そこから栄養を摂取する植物があります。一部の寄生植物はアフリカや南アメリカなどの乾燥地でトウモロコシやソルガム、トマトやマメに大きな被害をもたらし飢餓の要因となっています。そのため，これらの寄生植物（寄生雑草）の被害を軽減するための技術開発が求められています。