ふだん何気なく行っている会話やメールのやり取り、目にする新聞や雑誌の記事など、私たちの日常にはさまざまなコミュニケーションがあります。ここでは、ことばによるコミュニケーションについて、会話と雑誌記事を対象に考えてみたいと思います。

会話については、アメリカの言語学者であるデボラ・タネン先生の著書を参照しながら、女性と男性の会話の違いや母と娘の会話に見る関係性などを検討したいと思います。雑誌記事については、書き手と読み手の考えや現実の社会状況が言語表現としてどのように表わされているのかを考えます。

想いはことばによってどのように伝えられるのでしょうか？また、伝わらないとき、その原因は何なのでしょうか？私たちの身近なコミュニケーション行為を新たな目で見ていただくきっかけになればと思っております。

カタリスト： 髙木 佐知子（人間社会システム科学研究科 教授）
持ち物：テーマに沿った本
テーマ：「コミュニケーション」

〈アカデミックカフェとは？〉
「まちと人」「人と人」 とをつなぐ新しいコミュニティの創造をめざしている「まちライブラリー＠大阪府立大学」で、本学教員が、通常の講演や授業とは雰囲気を変えて自身の研究やライフワークを紹介するイベントです。