大阪府立大学

関西宇宙イニシアティブ 第60回KaSpIセミナー「南極から宇宙を探る」

開催日
2018年1月30日(火)18時~20時
開催場所
I-siteなんば
南海なんば第1ビル2階

I-siteなんばのアクセス

南極に電波望遠鏡を建設する計画が進められています。次回のセミナーでは、南極望遠鏡計画について、暗黒銀河の観測など期待される科学的成果と技術課題を関西学院大学瀬田益道先生にお話いただきます。ぜひご参加ください。

【講演】「南極から宇宙を探る」

【講師】瀬田 益道 氏 (関西学院大学理工学部 教授)

【概要】
天文学は、観測波長の拡大で人類の宇宙観を拡大してきた歴史があります。近年の技術発展で、技術的な空白域であった、サブミリ波帯での天体観測が可能となりました。ところが、サブミリ波の電磁波は大気による吸収が強く、観測が可能は場所は寒冷な高地に限定されます。南極大陸内陸部には4000m級の高原地帯があり、地上で最良のサブミリ波での天体観測サイトと期待されています。そこに、10m級の電波望遠鏡を設置する計画が日本が主導して進められています。講演では、光赤外では見えなく電波のみで輝く暗黒銀河等南極望遠鏡で期待されるサイエンス、サイト調査の様子を交えた南極の環境、極限環境下での望遠鏡の技術課題等を紹介します。

【講師紹介】

瀬田 益道(せた ますみち)氏

1996年 東京大学大学院理学系研究科博士課程修了 博士(理学)。ケルン大学、通信総合研究所 (2004年から情報通信研究機構に名称変更)、筑波大学を経て、 2015年より関西学院大学理工学部教授。サブミリ波受信機の開発、星間物質の観測的研究に従事。

【主催】
大阪府立大学宇宙科学技術研究センター、関西宇宙イニシアティブ(KaSpI)

関連情報
定員70名
受講料無料
申込期間定員になり次第締切
申込方法

大阪府立大学 21世紀科学研究センター宇宙科学技術研究センター(担当 真鍋 武嗣)
関西宇宙イニシアティブ事務局(担当 大久保 博志)

ご希望の方は次のメールアドレスにご連絡ください。
Eメール kaspi[at]aero.osakafu-u.ac.jp [at]の部分を@と差し替えてください。
お返事は差し上げません。お気軽にお越しください。