発達障害者支援法が施行されて、十年以上経過した。近年は、成人してから発達障がいと診断された方々の生きづらさも、多くの地域で指摘されている。子どもへの支援に比べて、成人の発達障がい者への支援のメニュー等が十分ではなく、現場職員が悩んでいるという声も少なくない。今回の講座は、これらに焦点を当てて実施する。発達障がい者支援に豊富な知識、経験を持つ講師と、成人後に診断を受けた当事者に、お話しいただく。今回は質疑応答の時間を長く設定し、受講者が講師2名に様々な質問ができる集いをめざしている。

【講師】
堀内 桂（社会福祉法人北摂杉の子会 人材育成研修室スーパーバイザー、臨床心理士）
Pさん（発達障がいとともに生きる当事者）
【司会】
吉原 雅昭（大阪府立大学 地域保健学域 教育福祉学類 准教授）

【主催】大阪府立大学 社会福祉学会
【共催】大阪府立大学 教育福祉研究センター
（社会福祉法人北摂杉の子会は「大阪府発達障がい者支援センター」を運営している法人です）