ミリ波テラヘルツ波研究所
設置目的
電波と光の狭間にあるミリ波テラヘルツ波の電磁領域は、近年新しい発生、検出方式の研究が急速に進行しつつあるが、技術的には、いまだ未開拓な分野である。
一方応用の方は電波の透過性を有する最短波長域として、また、光波の分解能を有する最長波長域として通信、計測、医療、生化学等と広範な利用が期待されている。
我々は、この領域における電磁波の放射、集光、伝送、検知に関する基礎的な技術の開発を行う。さらにそれらの技術を、天体観測、地球大気観測等に応用したシステムの開発を行う。
研究内容の概要
ミリ波よりテラヘルツ波領域における電磁波に関して、主に以下の点に関する研究開発を行う。
- 電磁波の放射、集光、伝送における、低挿入損失、低偏波損失、かつ放射特性の良好な光学系の開発
- 電磁波の量子限界にせまる超高感度検出技術の開発
- 高分解能かつ広帯域な特性をもつ電波分光器の開発、および望遠鏡の高精度制御などに関する開発
- 上記技術を応用した天体、地球大気等のミリ波テラヘルツ波領域の観測
構成員
所長
大西 利和 (理学系研究科 教授)
研究員
区分 | 教授 | 准教授 | 助教 | 特認教授 | 非常勤研究員 |
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工学研究科 | – | 和田 健司 | – | – | – |
理学系研究科 | – | 前澤 裕之 村岡 和幸 |
– | 小川 英夫 | 西村 淳 長谷川 豊 |
客員研究員
機関 | 役職 | 氏名 |
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大阪府立大学 | 客員研究員 | 阿部 安宏 |
設立年月日
平成18年(2006年)2月1日
SDGs達成への貢献
大阪府立大学は研究・教育活動を通じてSDGs17(持続可能な開発目標)の達成に貢献をしています。
本研究センターはSDGs17のうち、「9:産業と技術革新の基盤をつくろう」に貢献しています。
お問い合わせ
理学系研究科 教授 大西 利和
Tel 072-254-9727 Eメール ohnishi[at]p.s.osakafu-u.ac.jp[at]の部分を@と変えてください。