大阪府立大学

「スマートライフサイエンスラボ」での共同研究を開始

更新日:2020年6月11日

飯田グループホールディングス株式会社から業務委託された株式会社 飯田産業と大阪市立大学・大阪府立大学は、未来型住宅:ウエルネス・スマートハウスの実現をめざし、「スマートライフサイエンスラボ」を新設、共同研究を開始しました。

共同研究部門は、大阪市立大学 健康科学イノベーションセンター(グランフロント大阪内)に新しく設置。阿倍野キャンパス 医学部内にも共同研究ラボ「スマートライフサイエンスラボ」を開設し、5年間の予定で共同研究を行います。

飯田グループホールディングス株式会社は、年間約46,000戸(解説1)の住宅を供給する、分譲住宅日本一(解説2)のメーカーです。「単にモノ(ハード)としての住宅を提供するのではなく、住宅を通じて、幸せな暮らしと、“想い” を実現するための空間(コミュニティー)を創造する企業集団になろう」という気持ちを込めて、「より多くの人々が幸せに暮らせる住環境を創造し、豊かな社会作りに貢献する」を経営理念に、住むひとに感謝されるように、真心を込めて、様々なニーズに対応した住宅作りに邁進するとともに、常に変革に挑みながら、社会と共に歩み続けてきました。

また、2022年に開学予定の新大学(設置構想中)では、「スマートシティ」「パブリックヘルス/スマートエイジング」「バイオエンジニアリング」「データマネジメント」の4つの戦略領域を中心に取組を重点化。特に、健康・医学領域では、健康科学、脳科学、先端予防医療学、医療統計学、工学、生活科学や人文社会学などと融合した高度な研究体制を構築していきます。

ウエルネス・スマートハウスとは

生活空間で健康データを収集、AIなどで解析することにより未病維持につなげたり、住宅が自立的に適切な健康アドバイスを行うなど、ライフステージやライフスタイルに応じ健康に豊かに暮らすことのできる未来の住空間。血圧や脈拍などの「フィジカル(身体)の健康」だけではなく、ストレスや表情分析により「メンタル(心)の健康」も見える化します。また自治体が持つデータと連携することで「社会の健康」も見える化し、地域全体での病気の予測・予防を加速し、「ウエルネススマートシティ」もめざします。

SDGs達成への貢献

SDGsアイコン

大阪府立大学は研究・教育活動を通じてSDGs17(持続可能な開発目標)の達成に貢献をしています。

本研究はSDGs17のうち、「3:すべての人に健康と福祉を」、「11:住み続けられるまちづくりを」に貢献しています。

解説

解説1 年間約46,000戸

「’19住宅メーカーの競争力分析」(住宅産業研究所)の2018年度販売実績(分譲戸建住宅、注文住宅、マンションの合計)による。

解説2 分譲住宅日本一

分譲戸建住宅市場におけるシェア。(2018年4月1日~2019年3月31日 住宅産業研究所調べ)

お問い合わせ

大阪市立大学 健康科学イノベーションセンター(担当 伊藤)

Eメール dito[at]osaka-cu.ac.jp[at]の部分を@と変えてください。